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2018年7月25日 (水)

行ってきました「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる! -埼玉の巻-」その2

埼玉県立近代美術館の展示会、続きです。

会場内は撮影禁止ですが、今回は撮影スポットも多く用意されていました。
PLUTOのアトム、YAWARA!のコミックスの表紙絵。
20180720_03
20世紀少年「ともだち」の立像、同じくカンナとケンヂと仲間たち。

うわー。
トンネル状にちりばめられた、印象深いキャラクターたちの印象深いシーン。
MASTERキートンでは、恩師のユーリー・スコット教授。
最終回のキートンさんの「腹ペコだ」という笑顔。
20世紀少年では、元ヤクザの仁谷神父やオッチョ。
MONSTERのテンマなどなど。
おっと。
奥の最新作「夢印-MUJIRUSHI-」のパネルが写り込んでしまいました。
20180720_04
PLUTOの、ロビーの奥さんが夫の死を告げられるシーンの隣には、面白いものが。
壁の消防設備が顔になっているロボットの絵です。
足元には2018年7月のサインがありました。
なるほど、この会場のための描き下ろしなのですね。

ご報告できなくて残念ですが。
今回も、作品原画が大量展示されています。
YAWARA!やMONSTERは、最終巻1冊分が、どーん。
言うまでもなく、コミックス単行本は雑誌連載より縮小されています。
そして雑誌連載も、原画を縮小して掲載されています。
つまり、原画は面積でコミックスの倍近いサイズ。
言うまでもなく、生々しい精緻な手書き原画です。
もう、作品の迫力のすごいこと。

例えば、Happy!やYAWARA!の試合の観客。
流線に白と黒の点で表現されているのが分かります。
その他、YAWARA!の試合のアナウンス。
正しくは「胸がいっぱい」が「腕がいっぱい」と誤植されていたり。
これは帰宅後手持ちのコミックスを見たら、修正済でした。

そういった分析的な鑑賞よりも、ついつい作品として読み込んでしまいます。
久し振りのYAWARA!やMONSTER。
静かな環境で、一巻じっくり読んでしまいました。

やはりこの展示会は良いですね。
映画の名作を、テレビで見るのと映画館で見るくらいに、違いますね。

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