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2018年11月10日 (土)

見てきました!映画「ビブリア古書堂の事件手帖」その2

それでは現代です。

大輔は祖母の遺品の夏目漱石全集を持って、ビブリア古書堂を訪れます。
お店の入口には、明るく日が当たっています。

Biblia_201811_1

ありゃー。
これはダメでしょう。

例えば、私が学生時代に毎日ほっつき歩いた神田の古書店街。
東西に続く靖国通りの南側、つまり北を向いて並んでいます。
言うまでもなく、古書の日焼けを避けているわけで。
まぁねぇ。
映画ですから、見栄え優先で仕方ないとして。

栞子さんは、秘蔵の稀覯本を譲れと、謎の人物から脅されています。
そんな中、アルバイトとして雇われる大輔。

古書のこと以外は引っ込み思案で世間知らずの栞子さん。
一方、本の知識は全くない体育会系の大輔。
そこに同業者の稲垣がからみ、栞子さんと古書の話で盛り上がったり。
微笑ましい光景が続き、クスリと笑わせてくれます。

実はこの稲垣こそ、稀覯本を狙う変質者。
ビブリア古書堂に忍び込み、店頭に飾った偽物をびりびりに引き裂いたり。
大輔が自分が守ると本を持ち帰ったところを、スタンガンで襲ったり。

そしてついに正体を現し、一人お店にいた栞子さんに迫ります。
その後が、もうね(-_-)

妹の文香の機転で、危機を脱するのですが。
あろうことか、栞子さんと大輔は軽ワゴン車で自分のお店から脱出します。
原チャリでそれを追う稲垣。
スバルのサンバーディアスクラシックとホンダのズーマーのカーチェイス(^^;
Biblia_201811_2
二人は防波堤に追い詰められ、絶体絶命。

原作小説はミステリーですが、映画はそこに重点を置いていません。
ですので、謎解きが省略されるのは構わないのですが。

だからと言って、原作とは程遠い栞子さんたちの無策振りは、あんまりです。

 ターミネーターじゃあるまいし、自分の店から逃げてどうするんだ!
 相手がスタンガン持っているのは、元から知ってるだろ!
 防波堤だぞ、体当たりすれば海に落とせるだろ!

やれやれ。
要は、恋愛映画なんですね。これ。

私が気に入っている「ビブリアの世界」のパラレルワールドのスピンアウトとして。
赤穂義士になぞらえれば「ビブリア外伝」ということに、しておきましょう。

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