見てきました!映画「ビブリア古書堂の事件手帖」その3
映画「ビブリア古書堂の事件手帖」。
ぶつぶつ文句ばかり書いてしまいましたが、充分楽しんで見てきました。
先に少し触れましたけれど。
50年前の恋は切なく美しく、現在の恋は明るくユーモラス。
いずれも、見ていてとても心地良かったです。
50年を隔てた稀覯本のミステリーも、うまく繋がっていましたし。
そして、古書のマニアックな世界。
ディティールが凝っていて、すごく面白いんです。
ストーリーの根幹をなす、太宰治「晩年」、夏目漱石「それから」。
その他太宰治「パンドラの函」「桜桃」などなど。
戯曲「冬の花火」中央公論社版は、ちょうど三鷹市の太宰治文学サロンで展示中。
古典漫画マニアが狙うのは、田川紀久雄「人造人間」。
ほほー。
原作には出てこない本です。
私も名前は聞いたことがある、大昔の稀覯本。
ネットで調べたら、378,000円で売りに出ているのが見つかりました。
説明文も「ビブリオ」のネタになりそうなくらい面白いので、失礼して全文転載します。
田川紀久雄は1957年(昭和22年)中矢書房『海底大魔王』でデビュー。
その後この「人造人間」や「飛行星」「幽霊船」「幽霊博士」「暗黒星」「最後の世界」
「火星魔人」「怪星襲来」「恐竜世界」等僅か10作程作品を書かれ、漫画界から姿を消した謎多き天才漫画家。
そんな手塚治虫と並んで称された天才漫画家、田川紀久雄の漫画本自体珍しいのですが3冊同時に入荷致しました。
田川紀久雄の親族の方から綺麗な状態の本を買取させて頂きました。
長年探されていましたら是非この機会に購入なさってみてはどうでしょうか。
その「人造人間」の背景には、永島慎二「漫画家残酷物語」。私も持ってます。
ビブリアの店内にも、いろいろ出てきます。
フランソワーズ サガン「悲しみよこんにちは」。私も若い頃に読みました。
変な犬が出てくる、木村泰子の絵本「だいじなものがない」。ウチにもありました。
その他「銀河鉄道の夜」「ぐりとぐら」。今でもウチにあります。
更に細かい話ですが。
お店のパソコンのメールソフトは「Becky!」でした。
こう書いていくと、もう一回見たくなってきます。
ブルーレイのレンタルを待ちましょう。
映像を静止させながら見れば、もっと色々気が付けそうです(^^)
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