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2018年12月30日 (日)

見てきました「フェルメール展」その2

さて、「フェルメール展」の感想ですが。

私なんぞ、美術に対して特段の知識も感性もありません。
今回も、有名な作家の有名な作品をちょっと見てみようと、思っただけです。
なのですが、思いがけず面白かったですねぇ。

今回の展示は、フェルメールが8点、その前に同時代の画家の作品が40点ほど。
美術鑑賞というより、その時代を想像して楽しくなってしまいました。

初めに、肖像画がずらり。
当時の裕福な人の間では、肖像画を描かせるのが流行したのですって。
お好みの衣装や小物やポーズで、当然ルックスも割増しで描いたのでしょう。
神話画や宗教画は、そのまま絵物語のよう。
少しだけネットから拝借してご紹介。

ヤン・デ・ブライ「ハールレム聖ルカ組合の理事たち」
私たちがデジカメで撮る記念写真みたい。
「ちゃんと男前に描いてくれよ!」って聞こえてくるようです。
Vermeer2018_01
アブラハム・ストルク「捕鯨をするオランダ船」
大きなクジラのほか、白クマやセイウチも描かれています。
見たこともない光景の迫力ある細密画。
さぞ見ごたえがあったことでしょう。

ハブリエル・メツー「手紙を書く男」「手紙を読む女」連作
Vermeer2018_02
チャラい男が書いた手紙を、純真な娘が読んでいる。
脇では使用人の女性が、何か言いたそう。
ふーん、これはちょっとマズくないですか?

ユディト・レイステル「陽気な酒飲み」
ヤン・ミーンセ・モレナール「宿屋デ・クローンの外」
Vermeer2018_03
もう本当に、皆さん楽しそうですねぇ。

さーて、ちょっと楽しく俗っぽい気分で、フェルメールの部屋です。

「牛乳を注ぐ女」「手紙を書く女」
Vermeer2018_04
公式サイトでは「単調な日常の所作を印象的な絵画に仕上げた」ですか。
石原さとみの音声ガイドが語ってくれます。
固くなったパンとミルクで、パンプディングを作るところですって。
黄色い上着は他の作品にも登場。フェルメールのお気に入りだったのだろうと。
なるほどー。ぐっと親しみと興味が湧いてきます。

「ワイングラス」「取り持ち女」
Vermeer2018_05
こちらは更に俗っぽい。
公式サイトでは「室内での色恋沙汰を戒める寓意」ですって。
そうかーこいつ、自分は飲まないで娘にだけワインを飲ませて。
もう下心見えみえ。
もう一枚は、娼家ですって。
女性は後ろから胸に手を伸ばされて、右手はお金を受け取るところ。
男性二人の間の「取り持ち女」つまり「遣り手婆」の目つきときたら。

これは楽しいですねー。
見やすいブックレットと、親しみやすい音声ガイドのおかげですね。
まるで、17世紀のオランダを旅しているみたいでした。

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