見てきました「世田谷文学館 筒井康隆展」
10月から開催中の展示会です。
筒井康隆 展
2018年10月6日(土)~12月9日(日)、一般800円
なんだかものすごい、開催概要・・・
『時をかける少女』『七瀬ふたたび』『虚人たち』『虚航船団』『旅のラゴス』『残像に口紅を』『文学部唯野教授』『モナドの領域』…、
エンターテインメントと純文学の垣根を自由に越境、常に読者を驚かせ、魅了し続ける作家・筒井康隆。
既存の文学・概念をぶち壊し、その文学を形容することばを探しても、並べたその先から陳腐化してしまう、完全降伏せざるを得ない唯一無二の存在です。
2018年、世田谷文学館は現代文学最高峰「筒井康隆」に挑みます。
すべてにおいて規格外のこの作家の魅力を、初公開の原稿ほか多彩な資料と、独創的な展示空間でお伝えします。
トークイベントや記念対談などに応募しましたが、全滅。
おかげでモチベーションが下がり、閉幕直前での見学となりました(^^;
日本SFの御三家と言えば、星新一、小松左京、筒井康隆。
1970年代には、こんなたとえ話が良く出てきました。
星新一が先駆者として道を拓き
小松左京がブルドーザーで地ならし、
その後、筒井康隆が口笛を吹きながらスポーツカーでやって来る
1970年に中学生になった私は、これらの方の文庫本を買い揃えるのが楽しみでした。
他にも、平井和正半村良眉村卓光瀬龍高斎正広瀬正といった方々。
その後アルバイトでお小遣いに余裕が出る年頃には、ハードカバーの新作を楽しみにして。
朝の通学電車で「ねぇ、今度出た新作読んだ?」などと話すのが楽しみだったり。
日本SF小説の第一期をリアルタイムで体験する。
思えば、ずいぶんと幸せな話です。
中でも、筒井康隆の初期のナンセンスやブラックユーモアに満ちた作品群は、好きでした。
少し背伸びをしたい中高生には、まさにツボだったように思い出されます。
その後の筒井康隆の作風の変化も、私にはちょうど良かったように思います。
前置きが長すぎです。
感想などは、のちほど。
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