行ってきました「国立科学博物館 明治150年記念 日本を変えた千の技術博」その2
もう少し・・・
合成(NBR)ゴム板
NBR=nitril-butadiene rubber=ニトリルブタジエンゴム。
1982年に古川淳二京大名誉教授が寄贈。
現存最古の国産合成ゴムと考えられる。
[化学遺産]
第一号ナイロン紡績糸機
1942年。東レ所蔵。
[化学遺産][未来技術遺産]
最古の地震振動装置
1929年、東京工業大学。
3本の鉄線で関東大震災の波形を再現して振動台を動かす。
強震応答解析用アナログ計算機SERAC
1961年考案。
地震波形をそのまま光学的に読み込み電気信号に変換し計算。
ペンレコーダーに波形として出力。
霞が関ビルの設計時に、結果の実証用に使用。
[情報処理技術遺産]
蘇言機
蘇は「よみがえる」ですね。
1878年、イギリス人ジェームズ・アルフレッド・ユーイングが製作。
日本初の録音再生実験に成功した錫箔蓄音機。
錫の表面のうねりが分かります。
コマツ ブルドーザーG40
小松1型均土機
1943年。トラクターを改造し押土用のブレードを装着。
この個体は、第二次大戦中にフィリピンで使われ、終戦後は米軍により海中投棄。
後日引き上げられ、オーストラリアの農場で長い間使用されていた。
タミヤからプラモデルも出ています。
3.5平方粍四芯重海中ケーブル他、現代の海底ケーブル
1920年代に国産化に成功。
1964年には、日米で太平洋横断海底ケーブル第一号を建設。
先日長崎で記念碑を見た、あれですか。
HITAC5020試作1号機
1964年、日立製作所製、トランジスタ式デジタル型コンピュータ。
解説には「加減算1秒あたり約5万回」とあります。
浮動小数点演算だとして、今の表現では50KFLOPS。
[重要文化財]
テープレコーダーG型
1950年、東京通信工業。
[未来技術遺産]
ここでの画像展示が大変面白かったです。
シュウ酸第二鉄をフライパンで加熱して、ラッカーで溶いて紙に塗布。
幅6ミリに切断して、表面をスプーンのお腹で擦って表面を均す。
このテープを使用して、みごと録音再生が出来ました。
出演は木原信敏氏。ソニーの新卒採用1期生、このテープレコーダーの開発者。
2011年に亡くなっていますから、結構古い映像なのでしょう。
キリがないので、このへんで。
とにかく様々な分野の技術遺産が盛り沢山。
難を言えば、それぞれの突っ込みはあまり深くありません。
まぁ量がすごいですから、仕方ないですね。
それぞれネットで調べ直して、どれもこれも興味深くて。
おかげで、ついつい夜更かし(^^;
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