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2019年3月28日 (木)

見てきました蓮田市周辺「高虫氷川神社」

映画「あの日のオルガン」の舞台となった「妙楽寺」から、ほんの1kmほど。
「高虫氷川神社」です。
県道から少し脇に入ります。
がらーんと誰もいませんが、キレイに整備されています。
拝殿や両脇にある末社などにも、紙垂と共に紙の花の飾り物。
20190317_03_1
裏に回ってみます。
本殿は、鉄骨の「覆屋」に囲まれています。

なるほど、大変に凝った彫刻がびっしり。
龍の透かし彫りや、獅子など。
様々な人物は、きっと「二十四孝」です。

虎と逃げる老人と向かっていく若者。
20190317_04
二十四孝の「楊香」
ウィキペディアから抜粋
 楊香(ようこう)には一人の父がいた。
 ある時父と山に行った際に虎が躍り出て、今にも2人を食べようとした。
 楊香は虎が去るように願ったが叶わないと知ると、父が食べられないように
・・・以下省略

老人とひっくり返っている男。
20190317_05
二十四孝の「老莱子」ですかねぇ。
ウィキペディアから抜粋
 老莱子(ろうらいし)は、両親に仕えた人である。
 老莱子が70歳になっても、身体に派手な着物を着て、
 子供の格好になって遊び、子供のように愚かな振る舞いをし、
 また親のために食事を運ぶ時もわざと転んで子供が泣くように泣いた。
・・・以下省略

円錐形の何かを持って地面には鍬。
20190317_06
円錐形は筍ですね。
となれば、二十四孝の「孟宗」
ウィキペディアから抜粋
 孟宗(もうそう)は、幼い時に父を亡くし年老いた母を養っていた。
 病気になった母は、あれやこれやと食べ物を欲しがった。
 ある冬に筍が食べたいと言った。
・・・以下省略

その右脇には、羽の生えたトビウオのような魚。
これは「登竜門」鯉が滝を上って龍になるところでしょう。
素人目ですが、妻沼聖天山や葛飾帝釈天にもひけを取らない、立派な彫刻に見えます。
キレイに修復してちゃんと解説でも付ければ、見学者が呼び込めそうに思いますが、、、
無理でしょうか。

蓮田市観光協会で紹介されていました。
延々と氷川神社の一般論があり、ここの記述はごくわずか。
http://www.hasuda-kankokyokai.com/takamushihikawa.html
詳しく紹介している、個人のブログもありました。
https://blogs.yahoo.co.jp/rsjjr083/29136034.html


落語の「二十四孝」も有名な噺です。
私もちょうど五代目三遊亭圓楽で聞いたばかり。
「筍やら鯉やら、唐国(もろこし)の婆さんは食い意地が張っていやがる」
「そこでまた、親孝行の威徳を天が感じて、と来るんですね」
あははー。
二十四孝は「話が極端で、落ちがワンパターン」は私も同感です。

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