古い本棚「赤ずきんちゃん気をつけて」四部作 庄司薫 その2
ウィキペディアから転記します。四部作の構成は以下の通り。
・赤頭巾ちゃん気をつけて 中央公論社 1969 のち文庫、新潮文庫
・さよなら快傑黒頭巾 中央公論社 1969 のち文庫、新潮文庫
・白鳥の歌なんか聞えない 中央公論社 1971 のち文庫
・ぼくの大好きな青髭 中央公論社 1977.7 のち文庫
私が読んだのが、1970年代の後半です。
庄司薫は、当時大変人気のある作家でした。
神田の古書店街には、古本も沢山並んでいました。
私も、3作目までは古本で購入。
そして、完結版「青髭」を新刊で読むことが出来たのは、幸運でした。
古い本棚から4冊を探す前に、ふとネットで検索。
なんと。
2012年に新潮文庫から新版が出ていたのを発見。
ウィキペディアでは、先のように「赤頭巾」「黒頭巾」だけ記載がありますが。
新潮社のサイトで確認すると「白鳥」「青髭」も出たようです。
嬉しいことに、私の好きな重松清さんの紹介文がありました。
さすがですねぇ。
その締めが、うまいんですよ。
ああそうだ、最後にもう一つ、笛と太鼓を。
今回の新潮文庫入りにあたって、庄司薫さんは『赤頭巾』に新たな後記
『あわや半世紀のあとがき』を寄せている。
その書き出しは、〈ぼくは時々〉――なんだぜ。
うわー、これはたまりません。
笛と太鼓に踊らされ、さっそく買おうと思ったら、、、
残念。
7年を経て、新刊が手に入るのは「赤頭巾」だけ。
ネットで見ると、他の3作は古本がプレミア価格になっています。
さすがに、文庫の古本を「あとがき」のためだけに1冊1000円以上は、、、ちょっとねぇ。
幸いにも、ヤフオクで「赤頭巾」「白鳥」が通常の古本価格で出ていました。
まずはこれを、同じ出品者から同梱でゲット。
オリジナルの出版順序は「赤頭巾」「黒頭巾」「白鳥」「青髭」ですが、
物語の時系列は「赤頭巾」「白鳥」「黒頭巾」「青髭」ですので、ちょうど良いです。
残りの「黒頭巾」「青髭」は、アラートに入れて気長に待ちましょう。
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