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2019年5月14日 (火)

古い映画「メロディ・フェア」その2

私はジジイですからね。
何かと昔話を持ち出しては、嫌がられる。
その上、話がくどくて長い。
 
新宿御苑で思い出した、1971年のイギリス映画「小さな恋のメロディ」から、もう一曲。
主題歌です。歌詞と私の適当な和訳。

メロディ・フェア Melody Fair

 Who is the girl with the crying face
 泣き顔の女の子はだれ
 Looking at millions of signs?
 沢山の signs を見ている?
 She knows that life is a running race
 彼女は人生が競争だと知っている
 Her face shouldn't show any lines
 彼女の顔は lines を見せてはいけない
 
二行目の最後にクエスチョンマークが付いています。
前の行とあわせ、二行でひとつの疑問文ですね。
 
 Who is the girl with the crying face looking at millions of signs?
 数百万もの signs を見ている、泣き顔の女の子はだれ?

なるほど、signslines で韻を踏んでいるのですね。
では先に lines ですが。
こちらは「しわ」と言いますか、冒頭行と同じ表情のことで良いでしょう。

 Her face shouldn't show any lines
 そんな泣き顔を見せてはいけないよ

くらいに、しておきましょう。

さて。
その前の signs って、何でしょうか?

困った時のネット頼み。
訳詞を載せているサイトを見て回ると、様々な解釈の意訳が。
 
 Looking at millions of signs?
 数百万もの 標識 と睨めっこ
 他人(ひと)の 態度 ばかり見て
 たくさんの 予兆 をみてるんだネ
 数えきれない 悲しみ
 たくさんの(心身の)兆候 が現れている
 
失礼ながら、いまひとつピンときません。
 
とにかく、泣き顔で見るような「もの・こと」なのでしょう。
そして、次の行では「人生はランニングレース」と続きます。
とすれば。
私の解釈としては、こんな意味でしょうか。

 Looking at millions of signs?
 沢山の(大人が突きつける、理不尽な)「世間の常識・道徳・不文律」を見せられている
 
子どもの頃って「こうしなさい」「あれはダメ」など言われて叱られて。
だけど、なぜそうなのか意味が分からない。
そんなことが、様々にあるかと思います。
 
この映画の中でも、退屈なラテン語の授業や、理不尽な大人の振る舞いが描かれます。
そういうことを、言っているのかと思います。

この解釈で、キレイな訳詞が作れれば良いのですが。
意味するところが、まぁまぁ納得できましたので、ここまでにしておきます。
 
ジジイの話は、長くてくどいのですが。
その反面、根気が続きません。

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