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2019年7月 5日 (金)

見てきました!!! 映画「日本のいちばん長い日」

私には面白さが分からなかった「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

今度の映画は「午前十時の映画祭ファイナル」の中でも、楽しみにしていた一本。
Gozen10_201906_1
たまらなく面白い「日本のいちばん長い日」です。
岡本喜八監督、1967年、三船笠志村島田黒沢加山などなど東宝オールスター総出演。
Gozen10_201906_2

昭和20年8月15日正午の玉音放送に至る一日が描かれます。
連合国から出されたポツダム宣言に対し、日本政府は「静観」。
ところが連合国側はこれを「黙殺」と受け止める。
広島長崎には原爆が投下され、北海道にはソ連が侵攻し、絶体絶命の日本。
それでも、強硬に本土決戦を主張する陸軍大臣。
御前会議を経て、ついにポツダム宣言受諾、無条件降伏が決まる。
これを不服とする陸軍将校は、近衛師団長を襲って・・・

ウィキペディア「宮城事件」を、そのまま詳細に描いている感じです。
前半は延々と会議のシーン。
例えば「ポツダム宣言」に関するこんな議論。
 国体護持については「連合国最高司令官に従う(subject to)ものとする」という回答。
 外務省は「制限の下に置かれる」と訳し、終戦を進めようとした。
 陸軍では「隷属するものとする」と解釈し、戦争続行を主張。

後半は、主に陸軍のクーデター未遂の顛末。
その合間に、横須賀の海軍基地、児玉の特攻隊の出撃、横浜警備隊の政府関係者襲撃など。
更には、陸軍大臣の切腹、玉音の録音盤を預かった宮内庁職員などなど。

2時間半という長編、登場人物もシーンもすごく多いです。
それでも、テロップで場所や人物の説明が入るので、分かりやすい。
例えば「恋人との別れ」とか「ちょっと良い話」のようなエピソードは一切なし。
じりじりとした真夏の暑さが、画面を通して伝わってくるような緊迫感。
とにかく面白い、見応えのある映画です。

最後に、話をゴジラにつなげます。
あの「シン・ゴジラ」の庵野秀明監督は、岡本喜八監督の大ファンだそうで。
ふたつの映画の類似については、ネット上でも多く語られています。

ストーリーの面では
 ・題材は異なるものの国家存亡の危機
 ・延々と続く対策会議
 ・事務方の必死の活躍

映画の技法としては
 ・場所や人物の説明にはテロップを多用
 ・短いカットでテンポよくシーンを繋ぐ映像表現

岡本喜八監督の太平洋戦争に関する作品は、もう一本「激動の昭和史 沖縄決戦」1971年。
こちらについても、機会があれば。

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