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2019年8月21日 (水)

見てきました!!! 映画「アルキメデスの大戦」その2

面白かったシーンについて。

緊迫した会議のシーンは、なかなかの見ごたえでした。

・推進派:建造費用は公開されるので、機密保持のためあえて隠している

あぁ。
東海道新幹線の建設計画で、同じような話がありましたねぇ。
ウィキペディアから、当時の国鉄総裁十河信二について。
抜粋です。
新幹線工事にあたり、5年間で総額3千億円という予算問題に直面した十河は、
国会で予算を通すために、1959年に1972億円で国会承認を受け、
残りは政治的駆け引きで押していくことにした。
(中略)
東海道新幹線の建設予算超過の責任を背負う形で、
最終的には1963年5月19日に総裁に再任されず東海道新幹線の開通を見ることなく退任した。

このような「俺が責任を取る」といった話は、いかにも昭和という感じ。


ストーリーの中心は、天才数学者が限られた情報から大型戦艦の建造費用を算出する苦労話です。
そのための、数学あれこれのシーンも見どころのひとつ。

推進派の暗躍により、会議日程が前倒しとなる。
そのため、図面から費用積算するには、時間が足りない。
代替案として、過去の軍用艦の建造実績から、鉄の所要量と費用の関係を表す数式を導き出す。

予告編動画にも映っていました。
Archimedes_201908_3

なるほどー。
非線形の回帰分析ですね。
データは、協力してくれた民間造船会社のものだと思います。
誠実な会社なので、先のような意図的な金額調整はなかったとしても、
他の造船会社の事例にも適用できるかどうか。
説明変数がひとつの単回帰式
残差は極めて少ない。
まぁ、そこはもう、天才ですから。

探したら、計算式がネットに上がっていました。
先の予告動画から転記したのでしょうかね?
https://keisan.casio.jp/exec/user/1564220945
Archimedes_201908_4


巨大戦艦の図面を鋏で切り分けて手分けして、算盤で鉄の所要量を計算します。

なるほどー。

これは私も若い頃、似たような経験があります。
昭和50年代の話です。
図面や大量の計数値をコピーして切り分けて、個別に関数電卓で計算し最後に合算。
パソコンが普及する前の時代は、確かにこんな感じでした。

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