« 行ってきました「日野オートプラザ」その2 | トップページ | 行ってきました「川越 モダン亭太陽軒」 »

2019年10月17日 (木)

行ってきました「日野オートプラザ」その3

2019年10月11日(金)の続きです。

日野自動車のルーツ「東京瓦斯電気工業」のエンジンの展示です。

戦車用などの軍用エンジン。
東京瓦斯電気工業「ちよだEC型」エンジン(1937年)
空冷過流式アルミニウム製ディーゼルエンジン
2001年に東京学芸大の古い倉庫から発見されたそうです。
軽戦車用に開発されたものだそうです。
20191011_19 20191011_20
解説文がとても良いので、少し転記します。

 戦車用としてディーゼルエンジンは航続距離が大きく引火性
 が無いと言う大きな特徴があるが、出力の割に重くバルキー
 であることが欠点(装甲、火力に影響する)である。これを
 ブレーキスルーすべく果敢にアルミ、過流式にチャレンジし
 た星子勇以下の先達に敬意を捧げよう。

バルキーはbulky、かさばるという意味ですね。
ブレーキスルーは、ブレークスルーの誤記でしょう。
星子勇氏は、日本自動車殿堂にも選ばれている日野初期の技術者。

執筆者の思い入れが伝わってくるような解説文です。

 書いたのは、定年後再雇用で担当になったベテランエンジニア。
 解説文は全部自分が書くのだと、大変な意気込み。
 若い広報担当者は、何か聞くと説明や昔ばなしを延々と聞かされるので、
 黙って一言一句そのままパネルにした・・・

そんな情景が思い浮かびます(^^;

航空機エンジンです。
空冷星型回転式航空エンジン ル・ローン80馬力(1920年)
エンジン全体がプロペラと一体で回転するエンジンです。
空冷ですが、これならアイドリングでもシリンダーに風が当たりますね。
銅のパイプがインテーク。エキゾーストやプラグの点火は、どうなっていたのでしょう?
むき出しのヘッド回り。ロッカーアームシャフトには、ボールベアリングが見えます。
ブルンブルンと、オイルを撒き散らしながら回ったのでしょう。
20191011_21 20191011_22

天風21型エンジン(1930年)。
空冷星型9気筒。練習機の「赤とんぼ」に搭載されたとのこと。
二枚の大きなカムが見えます。
20191011_23 20191011_24

まだまだ面白いものがありましたが、この辺で。
併設のレストラン「シャノン」でお昼にします。
空いていましたが、奥の方では研修で来ているらしいお客さん。

絶品カレーフェア開催中とのこと。
カレー単品770円、コーヒーとセットで900円。
日野のロゴ入りパンケーキ460円。(いずれも税込)
20191011_29 20191011_30
うーん。
正直なところ、いまひとつと感じます。

5年前ですが、ヤマハではこうでした。

2014年4月11日(金) ヤマハコミュニケーションプラザを見学 その4
 料理とサラダにコーヒーのセットで、どれも842円(税込)。
20140411_55 20140411_56

こちら日野でも、生野菜とまでは言いませんが、せめてピクルスセットでも添えてくれれば(^^;

この他も多数のミニチュア、先の星子勇氏など功労者の展示、歴史パネルなどなど。
見どころ沢山の施設でした。


おまけです。
近所の家に置いてあった、おしゃれ軽自動車。
20191011_35
これですか。
http://www.blow-net.co.jp/products-cars/boogie-rider-da64
スズキエブリィ ブギーライダー DA64

|

« 行ってきました「日野オートプラザ」その2 | トップページ | 行ってきました「川越 モダン亭太陽軒」 »

博物館展示会など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 行ってきました「日野オートプラザ」その2 | トップページ | 行ってきました「川越 モダン亭太陽軒」 »