行ってきました「日野オートプラザ」その3
2019年10月11日(金)の続きです。
日野自動車のルーツ「東京瓦斯電気工業」のエンジンの展示です。
戦車用などの軍用エンジン。
東京瓦斯電気工業「ちよだEC型」エンジン(1937年)
空冷過流式アルミニウム製ディーゼルエンジン
2001年に東京学芸大の古い倉庫から発見されたそうです。
軽戦車用に開発されたものだそうです。
解説文がとても良いので、少し転記します。
戦車用としてディーゼルエンジンは航続距離が大きく引火性
が無いと言う大きな特徴があるが、出力の割に重くバルキー
であることが欠点(装甲、火力に影響する)である。これを
ブレーキスルーすべく果敢にアルミ、過流式にチャレンジし
た星子勇以下の先達に敬意を捧げよう。
バルキーはbulky、かさばるという意味ですね。
ブレーキスルーは、ブレークスルーの誤記でしょう。
星子勇氏は、日本自動車殿堂にも選ばれている日野初期の技術者。
執筆者の思い入れが伝わってくるような解説文です。
書いたのは、定年後再雇用で担当になったベテランエンジニア。
解説文は全部自分が書くのだと、大変な意気込み。
若い広報担当者は、何か聞くと説明や昔ばなしを延々と聞かされるので、
黙って一言一句そのままパネルにした・・・
そんな情景が思い浮かびます(^^;
航空機エンジンです。
空冷星型回転式航空エンジン ル・ローン80馬力(1920年)。
エンジン全体がプロペラと一体で回転するエンジンです。
空冷ですが、これならアイドリングでもシリンダーに風が当たりますね。
銅のパイプがインテーク。エキゾーストやプラグの点火は、どうなっていたのでしょう?
むき出しのヘッド回り。ロッカーアームシャフトには、ボールベアリングが見えます。
ブルンブルンと、オイルを撒き散らしながら回ったのでしょう。
天風21型エンジン(1930年)。
空冷星型9気筒。練習機の「赤とんぼ」に搭載されたとのこと。
二枚の大きなカムが見えます。
まだまだ面白いものがありましたが、この辺で。
併設のレストラン「シャノン」でお昼にします。
空いていましたが、奥の方では研修で来ているらしいお客さん。
絶品カレーフェア開催中とのこと。
カレー単品770円、コーヒーとセットで900円。
日野のロゴ入りパンケーキ460円。(いずれも税込)
うーん。
正直なところ、いまひとつと感じます。
5年前ですが、ヤマハではこうでした。
2014年4月11日(金) ヤマハコミュニケーションプラザを見学 その4
料理とサラダにコーヒーのセットで、どれも842円(税込)。
こちら日野でも、生野菜とまでは言いませんが、せめてピクルスセットでも添えてくれれば(^^;
この他も多数のミニチュア、先の星子勇氏など功労者の展示、歴史パネルなどなど。
見どころ沢山の施設でした。
おまけです。
近所の家に置いてあった、おしゃれ軽自動車。
これですか。
http://www.blow-net.co.jp/products-cars/boogie-rider-da64
スズキエブリィ ブギーライダー DA64
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