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2019年10月 5日 (土)

見てきました! 映画「記憶にございません!」その2

映画「記憶にございません!」について、続きです。

思い出すのは、20年近く前の「クレヨンしんちゃん」の映画です。
以下、ウィキペディアから引用。
タイトル、公開日、監督、興行収入です。

 モーレツ!オトナ帝国の逆襲 2001年4月21日 原恵一 約15億円
 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 2002年4月20日 原恵一 約13億円
 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード 2003年4月19日 水島努 約14億円

このうち、2003年の「ヤキニク」について。
ウィキペディから抜粋。
 水島努の第1作目は、前作までしばらく続いてきたウェットな感動ストーリーとは打って変わって、
 ジェットコースタームービー的な逃亡劇とドタバタコメディからなる娯楽作となった。

当時、毎年一緒に見に行っていたウチの次男も、もう小学校高学年。
見終わった後、不思議そうな顔をしていました。
 お父さん、今年の映画は、ぜんぜん面白くないね。
 そのうち何か起こるのかと思ったら、何も起きなかった。

私もまったく同感でした。
今にして思えば、監督は「ガールズ&パンツァー」の水島努なのですが。
子どもに付き添った父親が号泣したと言われる「オトナ帝国」
草彅剛と新垣結衣で実写映画にもなった「戦国大合戦」

これら名作に比べると、ただもう小粒のギャグがどたばたと続くだけ。
ウチでは、これが最後の「しんちゃん映画」となりました。

少なくとも我が家では、前作に比べて満足感は雲泥の差なのですが。
それでも、興行収入は大差なかったのですねぇ。


さて。
話を「記憶にございません!」に戻します。
三谷幸喜さん、もしかすると「実験」といいますか、あえての「冒険」をしているのでしょうか?

大好評の「有頂天」「金縛り」などで、しっかりと実績を作って。
そこで「清州会議」で、会議だけで押していく時代劇という「冒険」

さらに「ギャラクシー」で思い切った「大冒険」
以下、私の想像する「三谷幸喜さんの心の声」です。
 ナンセンスギャグだけでぐいぐい押したら、観客はどこまで付いてくるか?
結果としては、、、惨敗。
 なるほど。
 ここまで行くと、世間の評価は、こうなるか。
 それでは「記憶に」は、ギャグ成分を少し戻して、人情味成分を少し足そう。

結果として、9月末現在、3週連続首位・動員179万人・興行収入23億円。
 よし。
 これでまた、次回作も思い切った冒険ができる。

なんて考えているのかも。

そう言えば。
三谷幸喜さんの映画監督第一作「ラヂオの時間」
西村雅彦演じる、放送局のプロデューサー。
「今は妥協を重ねていても、いつか良いものをつくる!」
そんなことを叫んでいましたっけ。

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