行ってきました「大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開」
2019年12月8日(日)です。
皇居の「大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開」に行ってきました。
以下、宮内庁のホームページより転載です。
1.趣旨
<大嘗宮一般参観>
大嘗宮一般参観は,本年11月14日(木)及び15日(金),天皇陛下がご即位の後,初めて新穀を皇祖・天神地祇に供えられ,自らも召し上がり,国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念された大嘗宮の儀が行われた大嘗宮を一般に公開するものです。
<皇居乾通り一般公開>
皇居乾通り一般公開は,平成26年に,上皇陛下の傘寿を記念して,初めて春季と秋季に実施したもので,大変好評であったことにかんがみ,平成27年秋季から,毎年春季の桜の時期と秋季の紅葉の時期に実施しているものです。
11月から公開が始まり、この日が最終日。
9月には、建設途中の大嘗宮も見ています。
これは見ておかないと後で悔やむかも。
天気も良いですし、大混雑覚悟で行ってきました。
宮内庁のホームページによりますと、参入者は以下の通り。
期間中の参入者数は792,911人
(大嘗宮一般参観782,081人,令和元年秋季皇居乾通り一般公開381,173人)
ぞろぞろぞろと入場し、途中分かれ道がありましたが。
一体どこで人数をカウントしていたのか、不思議です。
東京駅から、てくてく。
内堀通りから警察の案内が出ています。
手荷物チェックを経て、皇居内へ。
この辺までは混雑も大したことはありません。
乾通りの紅葉を眺めたり。
さて大嘗宮一般参観、行列の始まりです。
幅が広いところは停滞。狭いところでするすると。川の流れと同じですね。
延々と一時間ほど並んで。大嘗宮そばに到着。
おぉー。清々しい白木造り。
鳥居や灯篭、屋根の上の「千木」「鰹木」などは、皮付き丸太。
真っ直ぐで皮目の美しい木を、選び抜いたのでしょうね。
加工や運搬も、大変だったでしょう。
屋根の上の「千木」の形が違います。
悠紀殿は先端を地面に対して水平に削る「内削ぎ」。
主基殿は垂直に削る「外削ぎ」です。
ものの本やネットの記事で「男神の社は外削ぎ、女神の社は内削ぎ」というのを見かけます。
ウィキペディアによると、全くの俗説とのこと。
実際は祭神に関わらず、千木の形は「外削ぎ」が圧倒的に多く、
木材の木口が上を向いていると導管から雨が浸みこんで腐りやすい
(つまり、内削ぎだと千木が腐りやすい)からだと三浦は推測している。
なるほど。
壁の飾りのようなものは、木の葉ですね。
今は枯れて茶色ですが、儀式の際は緑色だったのでしょう。
ウィキペディアで確認。
椎の和恵(しいのわえ)
「和恵差(わえさし)」とも言い、葉が付いたスダジイの小枝が膳屋や柴垣に取り付けられている。
榊かと思いましたが、違いました。
筋鯛?須田爺? いやいや。「スダジイ」は「スダ椎」でしょう。
椎の木の種類だそうで、あてる漢字がないのだそうです。
良く神社の裏にこんもり茂っている、あの木ですね。
年輪を数えてみました。この程度の柱でも樹齢40年以上。
消火器の箱も白木、蓋の紐も凝ったもの。
ウィキペディアによりますと。
令和の大嘗宮は、清水建設が9億5700万円で一般競争入札で落札し受注したそうです。
ヤフーニュースによりますと。
大嘗宮、解体後の木材を発電利用へ 12/10(火) 6:35配信
宮内庁は、大嘗宮に使われた木材の大部分を、バイオマス発電に利用すると発表しました。
えぇ~。
それはもったいない。
足利の八雲神社のように、どこかに移設するとか。
細かく切って、おみやげやお守りにするとか。
いやいや。
それは出来ないのでしょう。
転売されたり、桜を見る会のように「箔付け」に悪用されたら大変ですからね。
いやどうも。
ありがたいものを見せて頂きました。
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