スペイドで長野県「姨捨の棚田」

2020年7月10日(金)です。

梅雨の真っ最中。
各地で豪雨により甚大な被害が起きており、お見舞い申し上げます。
そんな時ではありますが、長野県に行ってきました。

まずは千曲市「姨捨の棚田」です。
ウィキペディアで確認。
・文部科学省選定の重要文化的景観「姨捨棚田」
・文部科学省指定の名勝「姨捨（田毎の月）」
・農林水産省認定の日本の棚田百選「姨捨」
選定指定認定はどう違うのか、とも思いますが。

棚田の下の駐車場から歩きました。
なるほど、これはきつい。

ふり返るとこの通り。
一面に広がる、長野盆地の風景。

トイレ、テーブル、パンフレットなどのある管理施設は無人です。

ちょうど市役所の担当の方が軽自動車でやって来て、お話が聞けました。
・田んぼの管理をしてくれている方の高齢化が進んでいる
・農作業が楽になるよう近くに道具置き場でも作りたいが、景観を乱すので作れない
・棚田オーナー制度で無農薬栽培を進めているが、草取りが大変
　一般的な範囲で除草剤が使えれば楽なのだけれど・・・
・入口が何か所もあるので、入場料を取るようなことも出来ない
　この施設に募金箱は設置してある
見ると、郵便受けのような形で募金受付がありました。
私も、ほんの気持ちだけ。

棚田からすぐそばの「長楽寺」に向かいます。
ベージュ色の建物が、棚田の農機具倉庫です。
先の話の通り、田んぼから離れた目立たない位置です。

姨捨山放光院長楽寺。
棚田を見下ろす急な斜面にあり、なかなかの風情。
松尾芭蕉や伊能忠敬や小林一茶も訪れているとのこと。

塚の上の月見堂。


すぐそばの「姨捨観光会館」。
ガイドブックでは、おそばが食べられるとのことで、あてにして来たのですが。
残念。3月から休止だそうです。

パンフレット類と歴史展示パネルがあり、後はがらーんと休憩室。

小林一茶の句が面白かったので、転記します。
文政七年(1824年)八月、あいにくの雨で月は見られなかった。
　えいやっと来て姨捨の雨見哉

続きは後ほど。