面白い!「ふしぎの国のバード 7巻」
お盆の本。重版出来 15巻に続いて、ふしぎの国のバード 7巻です。
重版出来 15巻 では、週刊バイブスの編集長が変わって大混乱。
新人編集者の黒沢心は、脱毛症になるほど悩みました。
困難な問題に真正面から取り組む王道ストーリーに対して、今回は悪人登場。
異色の展開だと思いますが、この15巻だけでしっかり決着しました。
一方、明治初期の日本を旅するふしぎの国のバード 7巻 。
通訳の伊藤鶴吉に関する悪人の陰謀は、第4巻から始まり、まだ続いています。
この漫画の本来の面白さは「外国人女性の異文化体験」でしょう。
更に、現代の読み手にとっては「明治初期の日本の異文化体験 」。
このような構造こそが、この漫画の面白さだと思います。
巻が進むにつれ、その部分が薄まってしまうのは残念です。
とは言うものの、バードの持病に「按摩」が効いたり、出会った人々の「手紙」が出てきたり。
また「子どもや使用人に鞭をふるう」という文化の違いも語られます。
ははぁ。
このような行動も、文化の違い、なのでしょうか。
これは脅しではない
私を怒らせるとどうなるか
よく教えておいたはずだ
長いシリーズですからね。ゆっくり楽しみましょう。
長いシリーズですからね。ゆっくり楽しみましょう。
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