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2020年8月10日 (月)

ご長寿小説家「井伏鱒二」雑考

先日の「鉢形城跡」つながりです。
大昔の小説、井伏鱒二の「武州鉢形城」を思い出しました。

この方の小説と言えば。
私が中学生の頃には、国語の教科書に「山椒魚」が載っていました。
また、この時期には「黒い雨」が思い出されます。
ですが、個人的には「多甚古村」「遙拝隊長」などが好きですね。
春風駘蕩とでも言いますか、のどかでちょっとユーモラス。

古い本棚を探すよりお手軽。青空文庫で読み直そうと思いましたが、、、
あれ?
ありません。
ほぼ同世代の、太宰治芥川龍之介は載っているのに。

あっそうか。
井伏鱒二さん、大変長生きなさったのですね。

・芥川龍之介 1892年3月1日~1927年7月24日(35歳没)
・井伏鱒二 1898年2月15日~1993年7月10日(95歳没)
・堀辰雄 1904年12月28日~1953年5月28日(48歳没)
・太宰治 1909年6月19日~1948年6月13日(38歳没)

日本の著作権保護期間は、著作者の死後70年です。
平成28年に、50年から70年に延長。
ただし、その前に保護期間が切れている場合は、そのまま。
上記の堀辰雄さんは、これに該当しますね。

井伏鱒二さんの本、ウチの家族共用本棚に一冊ありました。
割と新しい、息子が買ったものです。
新潮文庫の「山椒魚」
20200819_1
今でも「スピン」=栞紐が付くのは、新潮文庫だけ
20200819_2
昭和23年1月15日 発行
平成23年12月15日 105刷改版 定価490円(税別)

へぇー。昭和と平成の同じ23年。
約64年で105刷も出ているのですね。
著者同様、作品も大変ご長寿です。



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