DVDでチェック 映画「ビブリア古書堂の事件手帖」の古書
もう二年前ですが。
映画「ビブリア古書堂の事件手帖」というのがありました。
原作小説は大変面白いのですが、映画の方は、ちょっと、ねぇ。
例えば2011年の「ワイルド7」もそうでしたっけ。
お話はアレでも、ディティールには凝っているといった映画が結構あります。
この作品もそうでした。古書店の様子が凝っていて、大変面白かったです。
2018年11月11日(日) 見てきました!映画「ビブリア古書堂の事件手帖」その3
その「人造人間」の背景には、永島慎二「漫画家残酷物語」。私も持ってます。
ビブリアの店内にも、いろいろ出てきます。
フランソワーズ サガン「悲しみよこんにちは」。私も若い頃に読みました。
変な犬が出てくる、木村泰子の絵本「だいじなものがない」。ウチにもありました。
その他「銀河鉄道の夜」「ぐりとぐら」。今でもウチにあります。
こう書いていくと、もう一回見たくなってきます。
ブルーレイのレンタルを待ちましょう。
映像を静止させながら見れば、もっと色々気が付けそうです(^^)
遅ればせながら、値ごなれした中古DVDをヤフオクで入手。
ストーリーは置いておいて、古書だけをチェックしてみました。
栞子さんが子どもたちに絵本を読み聞かせ。
読んでいるのは、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」。
棚には、福音館の絵本「そらいろのたね」。
おっと。「ぐりとぐら」ではなかったですね。
同じ福音館で絵も同じ大村百合子さん、間違えました。
永島慎二「漫画家残酷物語」これも違いました。
永島慎二「フーテン 上巻」でした。
出版社は、雑誌「ガロ」を出していた「青林堂」。
篠原とおる「ミステリィで今日は」。
更に「劇画」という名称を提唱したという、辰巳ヨシヒロの名前も見えます。
いずれも貸本時代から活躍した漫画家さん。
常連さんらしい中年女性が、高い棚の詩や小説を物色。
フランソワーズ サガン「悲しみよこんにちは」と「志賀直哉全集17」。
これらは記憶通り、というほどでもなく、タイトルそのまま映っています。
それよりも、ガラスのコップを持ちながら商品の本を見るのは、ダメでしょう。
栞子さんなら、許すはずはないと思いますが。
栞子さんの後ろの棚には、教育学、材料力学、テレビサービスハンドブックなど。
自然科学や技術系の本も、それなりに並んでいるのですね。
いかにも街なかの小さな古本屋さんらしくて、嬉しくなります。
他にも、赤い背表紙の文庫本が積んであったり。
見覚えのある古い文学全集があったり。
具体的なタイトルが見たいですが、残念ながら、ピントがそちらに行きません。
DVDでなくブルーレイで見ても、判別は出来ないでしょう。
キリがないので、このへんで。
昔はね。
ちょっとした街には、こんな感じの古本屋さんが結構ありましたが。
今ではもう、ほとんど絶滅しています。
北鎌倉駅のホームから見える、小さな古書店。
行ってみたくなります。
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