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2020年11月20日 (金)

映画「峠 最後のサムライ」2021年6月18日(金)公開

先日の「河井継之助記念館」にちなんで。
2020年11月7日(土) スペイドで「奥只見 鉄&ダム旅」その3
新作映画「峠 最後のサムライ」のチラシです。
Touge_202011
監督:小泉堯史
原作:司馬遼太郎
脚本:小泉堯史
主演:役所広司
公開予定日は、今年の9月25日。

河井継之助を描いた司馬遼太郎の小説「峠」の映画化です。
原作は、ハードカバーで全二巻、文庫では全三巻の長編です。
私も読みました、もうずいぶん前ですが。

まずは、河井継之助について。
幕末の越後長岡藩の家臣。
旧幕府軍と新政府軍どちらにも与せず、非戦中立「独立特行」を目指した人物です。
当時は、日本全体でひとつの国という感覚は、あまりなかったのでしょう。
いわば「合衆国」ならぬ「合藩国」とでも言うような状況です。
その中で、スイスのような「永世中立藩」を目指したのですね。

河井継之助の生涯は、ざっとこんな感じ。
若いころの遊学。藩の財政立て直し。
大政奉還の後、江戸藩邸を売り払い外国からガトリング砲など最新兵器を購入。
小千谷談判の決裂により、長岡藩「獨立特行」の夢は破れ北越戦争に突入。
長岡城の落城、八丁沖の戦いでの反撃、
ついに銃弾を受け、敗走の山越えで有名な一句。
「八十里 こし抜け武士の 越す峠」
「腰抜け」と越後の「越抜け」をかけているのですね。

このような悲劇の主人公、最新兵器も登場する、見せ場たっぷりの映画になりそうです。

ですが。
性格の悪い私としては、あまり期待は持てません。
監督は小泉堯史
ウィキペディアによると
「平成期デビューの監督としては、黒澤明と市川崑に直接仕えることのできた唯一の人物」だそうです。
なるほど。
確かに「雨あがる」(2000年 監督)や「阿弥陀堂だより」(2002年 監督/脚本)あたりは良かったです。
穏やかで情緒があって、見終わって心地よい映画でした。

でも、、、「蜩ノ記」(2014年 監督/脚本)はねぇ。
 2014年10月12日(日) 見てきました 映画「蜩ノ記」

その後が「散り椿」(2018年 脚本:小泉堯史 監督:木村大作)です。
こちらは予告映像で、もう見る気になりませんでした。
雪の庭に満開の椿、そこで剣を取る二人。
ストーリーより、いかにもな「映像美」が売りという感じ。
※追記です
CATVで見ましたが、思った通りでした。
 2021年1月29日(金) 見ました 映画「散り椿」

というわけで。
これらの延長線上にある映画だとすれば、あまり期待は出来ない、と私は思っています。

この予想が外れてくれるのは、大歓迎ですが。

 

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