最終巻発売「鬼滅の刃」雑考
今や「鬼滅の刃は社会現象」だそうです。
社会現象って何でしょう?
ネットの辞書では、以下の通り。
ある物事が社会全体に急速に浸透して影響を及ぼすこと。
「90年代に社会現象となったヒットドラマ」「社会現象を巻き起こす」
漫画やアニメや映画を、多くの人が見ることが「浸透」。
経済効果や転売騒ぎなど周辺の出来事が「影響」ということ、でしょうか。
というわけで。
一週間ほど遅れてしまいましたが。
鬼滅の刃の最終巻について、ざっくりメモしておきます。
・第23巻は2020年12月4日に発売
・初版395万部
(初版刊行部数の日本記録は、2012年8月「ONE PIECE」67巻の405万部)
・同時発売は、別の漫画家が描く「鬼滅の刃 外伝」と、予約者限定「フィギュア付き同梱版」
・新聞の全国紙5紙に全面広告を掲載
読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日経新聞、産経新聞(関西2府4県のみ)
2020年12月3日夕刊と、2020年12月4日の朝刊には4面
表紙はこうです。
背景色は、これまでの黒から白に代わり、主人公の二人は明るい笑顔。
(途中でも白い背景の巻もありますが)
人気に乗じて無理に連載を延ばしたりせず、しっかり描き切ったのでしょう。
2020年12月4日の朝刊広告の一部です。
作者の挨拶のページもありました。
夜は明ける。
想いは不滅。
応援してくださった皆さま、
本当にありがとうございます。
たくさんの方に助けていただき、
支えていただきました。
皆さまの歩く道が幾久しく健やかで、
幸多からんことを心から願っております。
吾峠呼世晴
なるほど。
見事に型通り。
これはもう、はっきりと、引退の挨拶ですねぇ。
| 固定リンク
「最近の本棚」カテゴリの記事
- 見てきました!!! 映画「違国日記」その2(2024.07.07)
- 岩波ブックレット 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?(2024.06.24)
- 映画「そして父になる」参考書籍「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年」(2024.06.16)
- SF小説「流浪地球」が全文無料公開(2024.04.02)
- 全11巻つながり「ぼくらの」(2023.12.29)
コメント