歩いてきました 毛呂山町「新しき村」~「歴史民俗資料館」
2020年12月5日(土)です。
先日、中央構造線に沿った山間の道を延々と走ってきました。
歴史ある街道に、かつては林業や鉱山や宿場町として栄えた集落が点在。
2020年11月28日(土) スバルレヴォーグで「ロムニー鉄道」と「中央構造線」
私の住む埼玉県は、40市22町1村。
この1村は東秩父村ですが。
もうひとつ、100年の歴史のある「村」があります。
今はどうなっているのか。
以前から気になっていたので、この機会に、ちょっと行ってみます。
毛呂山町の「新しき村」。
少し長いですが、以下ウィキペディから抜粋です。
武者小路実篤とその同志により、理想郷を目指して大正7年に宮崎県で開村。
昭和14年に一部が現在の位置に移転。
この村はただ生活するためのものではなく、精神に基いた世界を築く目的で開村されている。
階級格差や過重労働を排し、農業(稲作や椎茸栽培など)を主とした自給自足に近い暮らしを行う。
労働は「1日6時間、週休1日」を目安とし、余暇は「自己を生かす」活動が奨励される。
最寄りの東武鉄道生越線「武州長瀬駅」のそばにスペイドを置いて、歩きます。
入り口です。
この門に入るものは自己と他人の
生命を尊重しなければならない
周囲は茶畑ですね。
メイン通路。
旗を掲げたポールもありましたが、風が無くてどんな旗かは見られませんでした。
公会堂です。
竹炭などの土産物もありました。
美術館は入場料大人200円。
武者小路実篤の書画がたくさん。
柿や野菜の絵に「仲良きことは」とか。
カレンダーなどで見かける作品も多いのですが。
この場所で実物を前にすると、心に響きます。
もう一部屋は図書室。
実篤の著書のほか、国内外の文学全集など。
村民の作品展示の建物。こちらは入場無料。
絵や書や彫刻など。
都電の車両がありました。
昭和29年製造の「7000形電車」だそうです。
昭和43年に寄贈を受け、幼稚園の園舎や図書館として使われたとのこと。
へぇー。その頃は、幼稚園児までいたのですね。
美術館の受付の、70歳前後とお見受けする方と少しお話。
現在ここで暮らしているのは、8人だそうです。
裏の方には、養鶏やシイタケ栽培の施設もありましたが、使われていないようでした。
その一方で、真新しいソーラーパネルが設置されていました。
通路や植木なども、よく手入れされていました。
高齢者8人だけでは、ここまでの維持管理は難しいように思います。
村外の協力者もいるそうですので、その方々も手伝っているのかも。
うーん。
今後どうなるか、先行きは見えていますが、、、
とにかく、100年以上、当初の理想を維持して存続しているのですから、大したものですねぇ。
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