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2020年12月11日 (金)

最終巻発売「鬼滅の刃」雑考その2

先に「鬼滅の刃」は「しっかり描き切ったのでしょう」と書きました。

長編漫画としての、ボリュームはこうです。
 連載期間は2016年11号~2020年24号・約4年3か月
 全23巻・205話

文系の私の次男いわく。
「長編漫画は、ざっと4年で20巻くらいが理想的なのではないか」とのこと。

へぇー。
私の好きな長編漫画の数作の、クライマックスの巻数と話数を確認してみました。
古い作品ばかりですが。

まずは「ONE PIECE・ワンピース」
既刊97巻で、今も連載中。
お、どんぴしゃ。
23巻・209話が「アラバスタ編」の完結です。
Onepiece_23_113
アラバスタ王国の王女ネフェルタリ・ビビが活躍するお話。
個人的には、シリーズ中一番好きな話です。
この後の「空島編」で、敵だった考古学者ニコ・ロビンが仲間になります。
彼女も魅力的なキャラクターですが、面白さはやはりアラバスタがピークかと思います。

次に「スラムダンク」です。
全31巻・276話で完結。
こちらもほぼ同じ。
21巻の185話が「県大会で陵南を破り、全国を勝ち取る」。
Slamdunk_21_122
湘北の対戦相手は、魚住や仙道を擁する強敵の陵南。
苦戦の末ついに勝利を得て県大会で準優勝。全国大会への出場を決めます。
「メガネ君」こと木暮の3Pシュートは、シリーズ中最高の名場面だと思います。
その後の桜木も、良かったですねぇ。
ダンクシュートを決めても少しも浮かれず、、、
「戻れっ!! センドーが狙って来るぞ!!

このブログに度々登場する「頭文字D」
全48巻・718話で完結。
やや短い17巻・191話で、群馬が舞台の「第一部」が終わります。
1nid_17_114
高校を卒業し、東京に向かう茂木なつきを駅まで送って。
そして舞台が関東一円に広がる「プロジェクトD編」に入ります。
初期の藤堂塾とのバトルなどは、大変緊迫した良い展開ですが・・・

このブログにも何度か登場した「JIN-仁-」
こちらは、全20巻できちんと完結。
なお、通しの話数の表記は無し。
連載期間は、2000年第9号~2010年第24号。約10年。
掲載誌が月2回刊でしたからね。

というわけで。
「ざっと4年で20巻」説は、かなり的を射ているように思います。

つまり「鬼滅の刃」は、、、
無理に連載を延ばしたりせず、しっかり描き切り、理想的な終わり方をした。
そのことが確認できた、と言えるかも知れません。

まぁねぇ。
先の4作は、どこを読んでも面白い名作です。
仮に「10巻目が面白い」と言われてチェックしてみれば、、、
やはり名シーン揃いなのかも知れませんが。

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