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2021年1月29日 (金)

見ました 映画「散り椿」

昨年秋に、こんなことを書きました

2020年11月20日 (金) 映画「峠 最後のサムライ」2021年6月18日(金)公開
 その後が「散り椿」(2018年 脚本:小泉堯史 監督:木村大作)です。
 こちらは予告映像で、もう見る気になりませんでした。
 雪の庭に満開の椿、そこで剣を取る二人。
 ストーリーより、いかにもな「映像美」が売りという感じ。

見てもいないでケナすのもどうか、、、とは思っていました。
先日、この映画がCATV「時代劇専門チャンネル」で放送されたので、録画して見てみました。
Chiri_202101_1

まずは私のカン違い。予告編の映像です。
Chiri_202101_2
「雪の庭に満開の椿」だと思ったら、地面に散っているのは花びらでした。
普通の椿は、花が丸ごとボトンと落ちますよね。
どうもヘンだと思い、ちょっと調べました。
花弁が分かれて散る「五色八重散椿」という品種があるのですね。

さて、映画についてです。
まずは主演の岡田准一。殺陣は格好良かったです。
 突然の討手に、手首だけを切り致命傷を与えず撃退する
 道場での木刀での立ち合いで、不意を突いて肉薄する相手に、更に素早く懐に飛び込む
など。
敵に致命傷を与えない戦い方は「剣客商売」ではお馴染みです。
悪人の家来などの場合、手や足だけを浅く切ったり、こん棒で気絶させたり。

で、それ以外の部分ですが。
決まり文句を持ち出します。
ストーリー、脚本、演出、人物像、時代考証や時代劇のお約束からの逸脱など。
どこをとっても、まさに「突っ込みどころ満載」
詳細は、書き出したらキリがなさそうなので、省略。

本編の後、監督の木村大作さんのインタビュー。
 黒澤明との思い出
 俳優やスタッフとの付き合い方
 雨や雪や馬などの演出
 主演の岡田准一さんの殺陣について など。
肝心の、ストーリーや主人公の人物像については、ほとんど語られません。

木村大作さん。
黒澤作品をはじめ、映画カメラマンとして、多くの実績のある方。
ウィキペディアから抜粋。
 黒澤からも、そのピント合わせのうまさから一目置かれており、
 本人から「撮影助手で名前を憶えているのは大ちゃんくらいだ」と言われた事もあるという。

仮に、スタジオジブリに抜群に絵の上手なアニメーターがいたとして。
そのことで、宮崎駿や高畑勲になれるはずもない。
そういう事でしょう。

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