埼玉県道296号線を東松山から寄居まで その3
2021年2月7日(日)の続きです。
県道296号線を下ります。
標識が出ています。
埼玉県指定史跡 四ツ山(高見)城跡
T字路の角には石柱もあります。
四津山神社入口
更に、石燈篭のようなもの。
御神米 イセヒカリ栽培の地
へぇー。
ネットで調べると、このお米を使った地酒があるようです。
田舎道を進みます。
真冬なのに水が張ってる田んぼ。
へぇー。
蓮のようです。レンコンでしょうか。
茨城県では結構見ますが、埼玉では見たことがありません。
ほどなく四津山神社入口に到着です。
駐車場は新しい砂利で整備されています。
VTRを置いて、参道を歩いて登りましょう。
少し先の鳥居の手前には「屯社 四津山神社」とあります。
へぇー。
「屯社」という表現は、初めて見ました。
ネットで検索してもヒットしません。
漢字の「屯」自体、普段見かけるのは「駐屯地」くらいでしょうか。
北海道の「屯田兵」という言葉もありました。
関東ローカルの和風ファミリーレストラン「とんでん」の由来。
とにかく「ムラ」という意味なのでしょう。
後述の「記念碑」によりますと、明治時代に複数地区の神社を合祀して改称したそうです。
行政区の「村」ではないので「屯」にしたのでしょうか。
その先には「四津山神社再建記念碑」。
まだ新しいのに、何とも味わいのある名文ですねぇ。
全文転記したいですが、長いのでやめておきます。
締めはこうです。
維時平成九丁丑年十一月吉日
四津山神社建設委員会撰文
松坡 渡邊康夫謹書
またまた、初めて見る言葉「維時」。
ネットで検索しても、個人名以外ほとんどヒットしません。
辞書サイトでも、だめです。
やっと一件「ふりがな文庫」というサイトがありました。
https://furigana.info/
読み方は「これとき」ですって。
例文が出ています。
該地に滞留すること八日維時、その月二十八日夜・・・
四人男出立を定め維時明治廿三年四月の廿六日に・・・
そもそも、漢字の「維」の意味も良く分かりません。
単に「まさにこの時」という程度の意味なのでしょうか?
日付に「丁丑」とあります。
これは簡単。十干十二支「ひのとうし」ですね。
謹書の前の「松坡」も分かりません。
韓国のソウルオリンピックの中心地が「松坡区」だそうですが。
渡邊康夫さんが、韓国にお住まいなのでしょうか?
名字の「渡邊」も難しい字です。
大手出版社、興都館の週刊バイブス編集部の五百旗頭さん、
「自ウル方二点」と覚えたそうですよ。
先を急ぎましょう。
急坂の参道を上ると少し広い場所に出ます。
不動明王像と、ここにも大黒天の甲子塔。
最後に石段です。大体130段くらいでした。
やっと頂上です。標高197m。
なるほど、平成九年に作られた社殿があります。
ハイキングの二人組や、小型アンテナを立てたアマチュア無線の方がいました。
木が伸びていますが、遠くまで見渡せて良い気持ち。
記念碑で時間がかかり、急坂の参道でへとへとです。
続きは後ほど。
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