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2021年2月17日 (水)

見てきました! 映画「機動警察パトレイバー2 tne Movie 4DX」その2

さて、映画自体です。
1993年公開作品。監督は押井守。
舞台は2002年、オリジナルの漫画やアニメの数年後という設定。
隊長たちを除き「警視庁特車二課第2小隊」のメンバーの多くは他部署に異動しています。
起こる事件は、横浜ベイブリッジの爆破をはじめとするテロ。
事件は自衛隊機によるものと報道されるが、該当する機体は存在しなかった。
同様の不審な事件が都内で相次ぎ、警察と自衛隊の対立が深刻化・・・

私は、漫画や2015年の実写版「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」は見ていますが、
この映画は初見です。

さて、感想ですが、、、なんと言いますか。
延々と続く、意味ありげな会話のシーン。
シビリアン・コントロール、米軍の政治的介入、かつてのミグ戦闘機の亡命事件まで語られます。
映像も、いかにもなシーンの連続。
しんしんと降る雪、飛行船の周囲を群れ飛ぶ黒い鳥、埋め立て地一面の海鳥など、何を意味するのか。
まぁこれが押井守流のポリティカルフィクション、なのでしょう。

なにしろ、主役のパトレイバーが、ほとんど活躍しませんからねぇ。
現行特車二課で機体の動いている様子は、冒頭に訓練シーンがあるだけ。
後半になって、敵の攻撃により車庫内であっさり全滅です。
そしてラスト。
かつての第2小隊メンバーが旧型パトレイバー「AV-98 イングラム」で出動。
ですが、その後の戦闘に際して、大した作戦も無かったようです。

もしかすると、、、
あえて「良くあるロボットアニメ的展開」を排除しているのでしょうか?

もう少し、どうにかなりませんかねぇ。
たとえばこんな感じ。
中盤で現行部隊の活躍や応戦シーンを描いて、全滅をより衝撃的に演出するとか。
ラストの旧メンバーによる出動では、待ち構えていた敵の軍用ロボットとの戦闘。
敵ロボットの登場は想定内だったようですが、事前の作戦案もなかったようです。
ここは何か、ひと工夫欲しいですねぇ。
敵は四足歩行の無線操縦、こちらは二足歩行の搭乗型。
そういった特性を活かした戦闘も演出出来たのではないでしょうか。

というわけで。
シニア料金1200円プラス4DX1100円。
正直なところ、私には、ちょっと高すぎ、でしたねぇ。

やはりこういった「プレミアムシネマ」は「幾ら払っても見たい!」
そんな気持ちで見るもの、なのでしょうね。

別の映画館、MOVIXの「ドルビーシネマ」は、プラス500円。
ちょうど今、私の大好きな「ガメラ2 レギオン襲来」上映中。
こちらにすれば良かった・・・

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