見てきました!!! 映画「シャイニング」
私のお楽しみ「午前十時の映画祭11」です。
先日の「イージー・ライダー」から、俳優ジャック・ニコルソン繋がりで「シャイニング」です。
監督は、スタンリー・キューブリック。1980年作品。
ホラー映画の傑作と言われているようです。
私は、20年以上前にVHSのレンタルビデオで一度見ただけです。
今回初めて映画館で見ましたが、やはり面白さは格別です。
舞台は、コロラド州の山奥の豪華ホテル。
豪雪地域のため、10月から5月まで休館となります。
主人公は作家志望の元教師。
この期間の管理人として、妻と幼い息子の3人だけでホテルに住み込みます。
電気や水道などのインフラ完備、食料どっさり、ただしお酒はすべて引き上げ。
テレビも映りますし電話も通じます。
森林警備隊との無線設備や雪上車もあるので、緊急時も安心。
仕事と言えば、建物の維持のため全館の暖房を管理するくらい。
主人公は、静かなこの環境で執筆活動に専念しようというわけです。
これは美味しい話ですねぇ。
もちろん「裏」があります。
過去に、管理人が妻と双子の娘を斧で惨殺し自殺する事件があった。
その上、ホテルの場所はかつてインディアンの墓地だった、とのこと。
そして主人公は、だんだんとおかしくなって行きます。
仕事の邪魔をするなと妻を怒鳴りつけたりね。
息子がガラガラと三輪車を走らせていると、水色のドレスの双子の少女が現れたり。
妻は淡々とボイラーの管理をしたりしていましたが、やはり色々ありまして。
私たち以外にも「誰か」がいる!
やがて主人公は、斧をもって妻と息子を追い回し、、、
いやー、怖いこわい。
そして最後は、妻と息子でホテルを脱出。
ラストシーンは、ホテルの壁に飾られた昔の写真。
1921年7月4日の開業記念舞踏会の集合写真。
アップになると、なんと主人公の姿が。
凍死した主人公は、ホテルの「何か」に取り込まれ、集合写真に加わったのでしょうか。
それとも、元から写っていて、何度も生まれ変わっているのでしょうか。
おっと。
ここで気付きました。
7月4日はアメリカ合衆国で一番大事な祝日「独立記念日」です。
それだけではなくて。
1921年7月、今からちょうど100年前ではないですか!
急に心ざわざわ。
私のいる小さな映画館の、わずかな観客に向かって、声が聞こえてきます。
いらっしゃいませ、当ホテルの100年続く舞踏会へようこそ。
さぁ、こちらへどうぞ。
なーんて、ね。
今回の「午前十時の映画祭」は、一旦途切れて再開した第11回です。
単なる「俳優つながり」ではなく、ここまで計算して上映作や日程を決めているのですね。
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