MFゴースト「カナタくん怪我と復活の経緯」その6
もう少し引っ張ります。
昨年秋の、MFG第三戦。
左ヒジの怪我で苦戦していたカナタくん。レース中に突然の復活。
助けてくれたのは、亡くなったカナタくんのお父さんでした。
【ヤングマガジン2021年34号「第149話 13時09分の奇跡」】
息きをひきとったのが ちょうどレースの日なの
正確には 7月16日・・
13時09分となっているわ・・
父さん(ファーザー)だったんだ
あの時あそこにいたのは・・
ボクのレースをアシストしてくれたのは・・!!
サブタイトルは「13時09分の奇跡」。
うーん。
奇跡ってどういう意味か、念のためネットの辞書で確認。
「常識で考えては起こりえない、不思議な出来事・現象」のこと。
今回の場合「亡くなった人が、現世に具体的な影響を及ぼす」ということですね。
どんな例があるか、考えてみましょう。
頭文字Dで、似たような「奇跡」として思い出すのは。
プロジェクトD編、箱根での高橋涼介と北条凛のバトル。
ゴール間近で、二人の元に亡くなった香織さんがやって来ます。
FCとR32の室内に、香織さんが好きだった香水の香りが満ちる・・・
大変感動的なシーンです。
出来事としては、二人の嗅覚を刺激しただけで。
バトルの展開自体に影響を及ぼしたりはしていません。
しげの作品以外で、小説やドラマなど、色々思い出してみます。
「うらめしやー」現世の恨みを幽霊になって晴らす。まぁこれは脇に置いておきましょう。
「亡くなった人を思い、悲しみをモチベーションに変えて競技で優勝する」
「親しい人が夢に出てきたら、その時刻に亡くなっていた」
「偶然の出来事で乗り物に乗り遅れたら、大事故に遭わずに済んだ、ちょうどその時間・・・」
このような話は、実話も含めて、良くありますよね。
これらの場合も、亡くなった人が現世に直接影響を及ぼすわけではありません。
「亡くなった人が霊魂になって戻ってきて、現世に影響を及ぼす」このタイプはどうでしょう。
例えが古いですが、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」とか。
漫画の「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじも、これに近いですね。
この場合は、双方がごく親しい、或いは大きな心残りがあることが大前提だと思います。
それはそうですよね。
面識もない人物が実体を伴って現れたら、ただの幽霊になってしまいますものね。
さて。
カナタくんのお父さんに話を戻します。
この世を去るその時に。
幽霊にならず実体を表さず自己紹介もせず。
カナタくんのケガの痛みを一時的に消し去る。
結果として、レースの順位向上という、現世に大きな影響を及ぼした。
ということですね。
先の「乗り遅れ」に近いパターンではありますが。
レース自体は、単なるシリーズ戦のうちの一回。
オリンピックや甲子園のような、主人公の大きな目標というわけではありません。
まぁそうだとしたら、もっと困ってしまいますけど。
このような展開のお話は、、、
私は、寡聞にして、見たことも聞いたこともありません。
カナタくんが大感激でボロ泣きしているところ、申し訳ありませんが。
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