見てきました!!! 映画「2001年宇宙の旅」
またもや「午前十時の映画祭11」。
先日の「シャイニング」から「2001年宇宙の旅」。
監督スタンリー・キューブリック繋がりです。
日本での初公開は1968年4月。この頃私はまだ小学生で見ていません。
私が見たのは、1978年の再ロードショーの時です。
日比谷の映画街、記憶が曖昧ですが、テアトル東京か有楽座あたり。
とにかく、定員1000人クラスの映画館です。
巨大スクリーンで見る、素晴らしくリアルな「宇宙の旅」。
骨組みにユニットを組み合わせた宇宙船。
優美なスタイルの地球と宇宙ステーションの往還機には、パンナムのロゴ。
ドーナツ形で遠心力で重力を発生させる宇宙ステーション。
木星探査宇宙船での、コンピューターの反乱。
その後の不思議な光景や、モノリスの謎は脇に置いていて。
未来の宇宙旅行の疑似体験のような気分で、大いに楽しみました。
私の印象は、先日の「イージー・ライダー」に近いものでした。
旅する場所と道具が違うだけ、ということですね。
ところが。
今回「シャイニング」の後で見ますとね。
ぜんぜん違って見えることに、我ながらびっくりでした。
オープニングから、真っ暗な画面に不安感を募らせるような音楽。
序盤の、乗客たった一人のパンナムの往還機。
これ以上なく孤独で恐ろしい、宇宙船でのコンピューターの反乱。
もう、月に向かうあたりからアヤしく思えてきます。
商用運行なのに、乗客がたった一人なんて、おかしいでしょう。
すでにこの辺から、モノリスの謎のナニモノかの仕業なのか・・・
それだけ「シャイニング」のインパクトがすごいという事でしょう。
で、ラストです。
主人公は、突然謎の白い部屋に一人。
ベッドの老人の姿から、宇宙に浮かび地球を見つめる胎児へ。
まぁ、、、宇宙の果ての謎のナニモノかの仕業ということで。
まぁ、、、輪廻転生の表現ということだとすれば。
先日の「シャイニング」のラストシーン。
主人公が過去の写真に写っている「謎」の解釈も、変わってくるように思います。
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