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2021年9月 6日 (月)

見てきました!! 映画「キネマの神様」

8月6日公開の「キネマの神様」。山田洋二監督の最新作です。
Kinema_202108_1
以下、公式サイトより転記します。

ストーリー
無類のギャンブル好きなゴウ(沢田研二)は妻の淑子よしこ(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。
そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。
それは「映画」−−− 。
行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。

若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、
時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)、
また撮影所近くの食堂の看板娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。
そして、ゴウとテラシンは淑子にそれぞれ想いを寄せていた。
しかしゴウは初監督作品の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。
ゴウは撮影所を辞めて田舎に帰り、淑子は周囲の反対を押し切ってゴウを追いかけて行った・・・。

あれから約50年。歩の息子の勇太(前田旺志郎)が、古びた映画の脚本を手に取る。
その作品のタイトルは、『キネマの神様』。それはゴウが初監督の時、撮影を放棄した作品だった。
勇太はその脚本の面白さに感動し、現代版に書き直して脚本賞に応募しようとゴウに提案する。
最初は半信半疑で始めたゴウであったが、再び自身の作品に向き合う中で、
忘れかけていた夢や青春を取り戻してゆく−− 。

これは、“映画の神様”を信じ続けた男の人生とともに紡がれる
愛と友情、そして家族の物語


気付いたことを、ランダムに。

原作は、昨年4月に映画の予習として読みました。
 2020年4月20日(月) 読了!!! 原田マハ「キネマの神様」
残念ながら、というべきか。
内容は、ぜんぜん違っていました。
特に過去パートは、全くの別物でした。
原作小説には、様々な名作映画が登場します。
そのような描写を期待していましたが、、、
残念ながら「東京物語」を思わせる映画の撮影風景だけでした。

公式サイトのストーリー紹介に「あれから約50年」とあります。
いやいやー。
作中に登場する「東京物語」は1953年公開。68年も前です。
コロナの影響などで制作期間が延びたようですが、それにしても差がありすぎ。
原作小説は2008年刊行ですので、それを基準にすると妥当な年数です。
ですが、過去パートは原作にないエピソードなんですよねぇ。
また、映画での現代パートが2008年設定だったのかどうか、分かりません。
携帯電話の形で分かると思うのですが、気にしていなかったので、、、

北川景子演じる美人女優が「東京物語」の列車内とそっくりのシーンを演じていました。
現代パートでその映画を見るのですが、テラシンは「東京の物語」と呼んでいたようです。
一応、別物として扱うということでしょうか。

実際の「東京物語」の映像も少しだけ登場しました。
走る列車を上から移したシーン。
5年前の尾道で見た、あの場所のあの景色。
2017年5月20日(土) レッツ4とGROMで「尾道~しまなみ海道~とびしま海道」その2
20170520_06

テラシンの映画館のモデルは、飯田橋「ギンレイホール」。
私の高校からすぐ近く。40年以上前に良く通いました。
 2020年4月22日(水) 読了!!! 原田マハ「キネマの神様」その3
Ginrei_201801_1

テラシンの映画館は「川越スカラ座」で撮影されていました。
こちらも行ったことのある場所で、ちょっと嬉しい。
 2017年4月29日(土) 見てきました 映画館「川越スカラ座」
20170429_02

孫の部屋には、壁に鉄道写真がずらりと貼ってあったり。
タミヤの箱やキレイに出来上がった二輪のレーシングマシンが飾ってあったり。
棚の上にはミニ四駆も置いてありました。
ちょっと引きこもり気味のような感じで、在宅でウェブデザインの仕事をしているようです。
バンダイのガンプラだと、ちょっとイメージが違ってしまうのでしょう。

借金取立人は、北山雅康さん。
「男はつらいよ」40作以降に登場した「くるまや」の従業員「三平ちゃん」です。
もうちょっと良い役にしてあげたかったですねぇ。

というわけで。
あれやこれや、感激もひとしおです。

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