« MFゴースト「啓介さん ガキと嫁さんと里帰り」 | トップページ | 歩いてきました「菅谷館跡」 »

2021年9月 2日 (木)

見てきました 埼玉県立嵐山史跡の博物館「令和3年度企画展 実相 忍びの者」

2021年8月29日(日)です。
先日のオリンピック聖火リレーの際に、ちょっと立ち寄った小さな県立博物館です。
 2021年7月8日(木) 見てきました「東京オリンピック聖火リレー」その2

こんな企画展を見てきました。
・令和3年度企画展「実相 忍びの者」
 夜陰に紛れて敵地に潜入し、多彩な忍術・体術を駆使して任務を遂行する――。
 「忍者」は様々なジャンルの作品の中で、キャラクターとして、あるいは作品そのものの題材として、今や世界的にメジャーな存在となっています。
 こうした「忍者」のイメージは、近代の忍び小説や江戸時代の文学作品によって形成され、さらにそのルーツには戦国時代から江戸時代にかけて実在した「忍び」の存在がありました。
 乱世の「忍び」たちは特殊な戦闘技能を駆使し、時には戦の趨勢すら左右する存在でした。「忍び」の活躍を記録した戦国時代の文献や、「忍器」と考えられる考古資料から、「忍び」の真の姿に迫ります。
・開催期間
 令和3年8月7日(土)~9月20日(月・祝)
・観覧料
 一般:100円 学生・高校生:50円 中学生以下・障害者(付き添い1名まで)無料
 ※通常料金のままです

Sinobi_202108_1 Sinobi_202108_2

先日はガラガラだった駐車場が、今日はかなり埋まっています。
とは言え、見学者は10人足らずでした。
20210829_01

入口には、忍者装束の人形三体。
覆面にしている手ぬぐいは、オリジナルグッズで一枚600円でした。
20210829_02

さほど広くはない展示室の全部が、企画展に模様替えされていました。
会場は撮影禁止です。
図録を購入しました。フルカラー60Pで400円。
失礼して、一部図録の画像を添えて概要をご報告します。

展示は、忍者の漫画から始まります。
「伊賀の影丸」が、鎖帷子と黒づくめの忍び装束を完成させたとのこと。
その他「仮面の忍者赤影」「乱太郎」「ナルト」など。
なるほど。
水戸黄門や三蔵法師も、テレビ番組でイメージが固定化しましたものね。
20210829_04

小説では「柳生武芸帳」「忍びの者」「まぼろし城」など。
20210829_05

その後、忍者に関する「一次資料」を大量に展示。
有名な「万川集海」など。
20210829_06

史実に基づく、戦国時代や江戸時代の忍者の足跡。
幕末の川越城下の図に「忍び」の屋敷が表記されているそうです。
20210829_07

お待ちかねと言いますか。小学生が見入っていました。
忍者の道具各種。
20210829_08

その他、埼玉の忍者関連の歴史資料が幾つも。
通路に貼ってあった概要説明です。
深谷市本田、桶川市川田谷、羽生城周辺、さいたま市大和田。
へぇー。
20210829_03

必ずしも忍者と言うわけではありませんが、他にも面白いものがいろいろ。
上杉景虎が自害した城跡から出土した「炭化米塊」オニギリですね。
岩槻城跡から出た、板石塔婆から作った「石つぶて」「陶製つぶて」
各地の「兵糧丸」22種類の、素材や調理法の一覧。
「忍びに特有のものではない」とコメント。
などなど。

一次資料の確認を重視したという、いかにも生真面目な展示内容に好感が持てます。
埼玉ローカルの歴史資料も珍しく面白く。
小規模ながら、大満足な展示でした。

|

« MFゴースト「啓介さん ガキと嫁さんと里帰り」 | トップページ | 歩いてきました「菅谷館跡」 »

博物館展示会など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« MFゴースト「啓介さん ガキと嫁さんと里帰り」 | トップページ | 歩いてきました「菅谷館跡」 »