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2021年9月21日 (火)

見てきました!!! 映画「真昼の決闘」

懐かしの名作を見せてくれる「午前十時の映画祭11」です。

今回は、今や絶滅してしまったジャンル「西部劇」の名作「真昼の決闘」
公式サイトのあらすじは、こうです。
保安官ウィル・ケーン(ゲイリー・クーパー)は、結婚を機に退職し、新妻エイミー(グレース・ケリー)と町を出ることになっていた。だが、式の途中、ケーンがかつて逮捕した無法者ミラーが釈放され、仲間たちと復讐に帰って来るという知らせが入る。ケーンは一味と決着を付ける決意を固めたものの、町の誰もが仕返しを恐れ、保安官への協力を拒む。そんな中、正午きっかりに列車が到着し、ミラーたち4人のガンマンが駅に集まった

時刻は午前10時半。
たった今結婚式を終えた保安官に、とんでもない連絡が。
5年前に苦労して逮捕した無法者が、12時の列車で釈放されて戻ってくる。
駅には仲間が3人、保安官に復讐するつもりなのは明らか。

保安官は一旦は町を出ようとしますが、対決を決意し引き返します。
苦しいでしょうが、仕方ありません。
逃げたところで、復讐に燃えた無法者は必ず追ってくるでしょう。
今ならまだ保安官ですが、辞めた後では勝ち目がないのは明らかですからね。
新妻は大反対。それなら別れると一人で駅に向かいます。

町の人々に協力を求める保安官。
酒場のカウボーイたちは、薄笑い。
あろうことか、棺桶屋に在庫を聞いて追加で作った方が良いと。
教会に集う人々には、敢然と椅子から立ち上がる人もいたのですが、、、
議論の末、結論は「早く逃げた方がいい」。
友人には居留守を使われ、前任の元保安官はもう体が効かず、、、
協力を申し出るのは、足手まといになりそうな子どもや老人だけ。

何度も時計が映ります。
これらの出来事が、ほぼ実際の経過時間通りに描かれます。
万策尽きて、もうすぐ列車の到着する12時。

机に突っ伏し、気を取り直して遺書を書いて。
拳銃二丁と弾丸をポケットに突っ込んで、その時を待つ保安官。
もちろん決闘には勝つんです。
お約束通り、新妻も戻って来て協力します。
決闘の後、静まり返っていた町に人々が出てきますが。
主人公は、保安官バッジを地面に放り捨てて、馬車で町を出て行き、ジ・エンド。

いや~、これは厳しい。
西部劇としては異色作ですね。
主人公の苦悩が、ほぼリアルタイムで描かれます。

決闘シーンは、シンプルでリアルで見ごたえ充分。
真正面から向き合ったら、勝てるはずはありません。
後から狙ったり、馬小屋に隠れたり。
物陰で、せわしなく銃の弾丸を詰め替えたり。
最近のドラマのように、無駄に凝ったシーンがないのが逆に新鮮です。

はらはら、どきどき。
弟と子分の3人を、列車が到着する前にやっちゃえば良いのに。
4人が向かってきたら、射程の長いライフルで、先に撃っちゃえば良いのに。
そんな風に思いますが。
いやいやー、保安官が理由もなく先に動くわけには行きませんね。

あー面白かった。
主人公が勝利する単純な爽快感に、いささかビターな味わい。
とにかく新婚夫婦が協力して危機を脱して旅立って、良かったですねー。

揚げ足取りですが、劇場のパネルです。
20210915
製作国はアメリカですが、イギリスになってますねぇ。

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