埼玉県北本市で落語「三遊亭兼太郎 雷門音助」
埼玉県北本市の市民ホールで、若手落語家の「二人会」を聞いてきました。
きたもとさくら亭 若手落語応援会
~三遊亭兼太郎・雷門音助~
・開催日:2021年12月12日(日) 14:00~16:00
・場所:北本市文化センターホール
・入場料:前売1300円 当日1500円
・出演者:三遊亭兼太郎 雷門音助
埼玉県北本市が主催する「二つ目」の落語家二人の会です。
9月24日(金)の開催予定が延期となり、出演者も変更されての開催です。
約700席のホールですが、前方7列は使用禁止、その後ろも横に1席飛びで着席です。
観客は40~50人ほど。
このイベントは、2020年1月にKさんに誘われて一度行っています。
2020年1月25日(土) 埼玉県北本市で落語「春風亭昇々・柳亭市弥」
その際は、入場料は当日1000円。観客はざっと200~300人。
今回は入場料が上がっています。
もしかすると、出演者によって違うのかも知れませんが。
前回同様「二つ目」とは言えプロの生の落語は、やはり見ごたえがありますね。
演目は以下の通りです。
雷門音助「たらちね」
八五郎が言葉づかいが極端に丁寧なお嫁さんを貰う。
普通は、朝食の膳につくまでの話ですが、なぜかネギを買うところで終わり。
枕が少し長く感じましたので、時間調整かも知れません。
ちなみに、お昼に北本トマトカレーを出してもらったそうです。
三遊亭兼太郎「五目講釈」
勘当された若旦那。
居候先で何か仕事をしろと言われ、講釈師になるという。
それではと、やらせてみる。
赤穂義士の討ち入りだが、途中からめちゃめちゃになる。
居候の若旦那とくれば「船徳」か「唐茄子屋政談」かと聞いていたら。
ちょっと珍しい演目でした。
若旦那が講釈を語る。言うなれば「劇中劇」のようなもの。
名調子の討ち入りの情景に、思わず聞き入ってしまうと、あれれ、、、と不思議な世界へ。
先の「たらちね」を出したり、アベノマスクを出したり、臨機応変がこの噺の味でしょう。
会場でも受けていました。
(中入り)
三遊亭兼太郎(演目不明)
相撲の世間話。
私は朝青龍世代だとか。
若秩父のまわしが外れた、という事件の話。
行司が家に帰っても、例の節回しでただいま~。
枕のような内容を、短く語って終りでした。
雷門音助(二番煎じ)
町内の旦那衆が、火の用心の夜回りに集まる。
煎じ薬だと言って酒を飲み、猪肉の鍋をつつく。
そこへ見回りの役人が現れて、、、
季節に合わせた演目ですね。
いかにもうまそうに、ぐびぐびと酒を飲んだり、はふはふと肉を食べたり。
というわけで。
兼太郎さんの演目が省略されていたのが、ちょっと気になります。
また、兼太郎さんは、音助さんを「兄さん」と呼んでいました。
上下関係に厳しい世界なのだろうとは思いますが、その反映なのでしょうか。
とは言え、三遊亭兼太郎さん。めちゃくちゃな講談もよどみなく語り、さすがでした。
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