見てきました!!! 映画「モスラ」
またもや「午前十時の映画祭11」です。
以前も書きましたが、この午前十時の映画祭は、一昨年の「10」で終了しました。
2019年4月26日(金) 残念!!!「午前十時の映画祭ファイナル」
今年の4月に復活して、11シリーズ目です。
再開にあたり、上演作品の選択も、少しヒネってあるなと感じます。
・オードリー・ヘプバーンは「ローマの休日」ではなく「ティファニーで朝食を」
・「ロミオとジュリエット」は1968年版ではなく1996年版
・西部劇はゲイリー・クーパーの保安官が孤軍奮闘の「真昼の決闘」
そして今回、怪獣映画は「ゴジラ」ではなく「モスラ」です。
参考まで。
東宝の怪獣としては四獣め。公開年と出現場所は以下の通り。
・ゴジラ 1954年 小笠原諸島近海
・ラドン 1956年 阿蘇付近
・バラン 1958年 岩手県奥地
・モスラ 1961年 インファント島
前三作に比べて、賑やかで明るいのが、この映画の良さでしょう。
前三作では、怪獣は偶発的な出来事で出現し、最後は滅ぼされます。
ですが、モスラは違いますね。
インファント島から連れ去られた双子の妖精「小美人」にテレパシーで呼ばれます。
モスラ自身には善も悪もないと、小美人が明言するのがポイントでしょう。
ひたすら小美人に向かって進むモスラ。
防衛隊の攻撃も、ロリシカ国の原子熱線砲も全く効果なし。
被害の描写は、建物や兵器が破壊される様子がメインです。
当然、人的被害も相当あるはずですが、それは全く描かれません。
例えばゴジラですと、民間人が被害に遭う様子が幾つも出てきます。
・逃げ場を失ったお母さん。
子どもを抱きしめ「お父様のところへ行くのよ」。
・電波塔で実況放送をするラジオのアナウンサー。
最後までマイクを放さず「皆さんさようなら、うわー」と電波塔から転落。
といった具合で、大違いです。
巨大な卵、幼虫、繭、成虫と姿を変え、モスラは小美人を追ってロリシカ国へ。
金儲けのために小美人を連れ去ったワルモノも、人間の手で倒されます。
そして、飛行場で小美人を返すと、モスラはそのままインファント島に帰って行く、と。
この明るさが、良いんですよね。
そうそう、音楽もそうでした。
東宝特撮映画で定番の伊福部昭ではなく、NHK朝ドラ「エール」の古関裕而。
カンバンには、こうあります。
―それは歌とともに現れる―
美しく壮麗な特撮ファンタジー。ミニチュア美術が驚異的
全くその通りですね~。
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