« 見て・聞いてきました!!「サンダーバード55周年シネマコンサート」その3 | トップページ | 見てきました!! 映画「サンダーバード55/GOGO」 »

2022年1月18日 (火)

これはひどい 映画チラシ「サンダーバード55/GOGO」

2022年1月9日(日)に見てきた「サンダーバード55周年シネマコンサート」
会場で、映画「サンダーバード55/GOGO」のチラシを貰ってきました。

B5サイズの二つ折り。
表紙は、ガンダムのデザインなどで有名な大河原邦男さん。
普段のカッチリした絵柄ではなく、昭和40年代の小松崎茂風に仕上げてあるのですね。
さすがですね。
裏表紙の「奇跡の・・・」とか「世界の・・・」は、良いとして。
この手のチラシには良くある誇大表現ですからね。
Tb55m_202201_1

開いた内側が、登場人物やメカの紹介。
Tb55m_202201_2

見出しはこうです。
大スクリーンでワイドになって大活躍! サンダーバード
それ行け! 国際救助隊! すごい迫力!
なんですか?これ。
昔の子ども雑誌の特集記事風、というほどでもないですし。
「大スクリーンでワイドになる」って、なに言っているんですか?
アスペクト比のことですか?
「それ行け!」って、アンパンマンじゃあるまいし。

読んでいくと、ますますひどい。
サンダーバード1号
Tb55m_202201_21
「カモフラージュされたプール」の下から飛び立つ。
え?
発射台を「プールでカモフラージュ」してあるのですが。

サンダーバード2号
Tb55m_202201_22
「カモフラージュされた椰子の木」が倒され、そこから出動する。
こちらも同じ。
滑走路の幅を「椰子の木でカモフラージュ」しているわけで。
「丈夫な機体」も意味不明。単なる文字数稼ぎでしょうか。

サンダーバード4号
Tb55m_202201_23

いきなり「水陸両用機で」ですか。
先の、第4話「ニューヨークの恐怖」のように、滑走路とスロープを自走するシーンはありました。
これで水陸両用機なら、空港でタキシングする飛行機は空陸両用機になってしまいます。
20220109_14

「サンダーバード2号機」
からコンテナ内を海面に落下させ

これも、違いますねぇ。
そんな呼び方、番組内で聞いた覚えはありません。
ここはただ「サンダーバード2号」でしょう。
そもそも「〇号機」と言うのは、同形状の機械の何番目かを表す表現です。
例えば、蒸気機関車「D52形468号機のように。

その後もひどい。
サンダーバード2号機から「コンテナ内」を海面に落下させ
コンテナの内だけを落としてどうするのですか。
単に「コンテナを」でしょう。

シャッターが開いて「海底に突入」してゆく

海の底に突入したら、砂や泥まみれでしょう。
これは「海中に突入」でしょう。

下の方の「主な登場人物たち」もおかしい。
「主な」と前置きしただけで、複数であるのは明らかです。
単に「主な登場人物」だけで良いと思います。

どこのどんなライターさんか分かりませんが。
仕事の都度、未知の分野の資料を渡され、短納期で仕事をしているのでしょうか、、、


そう言えば。
「水陸両用機」は、以前も見かけました。
実に19年前の、私のホームページの日記です。
http://mini4dangun.cafe.coocan.jp/diary/d200212.html
■2002年12月26日(木)脱力3連発
4号は「水陸両用機」だそうです。

ということは、どこかに一次資料があるのでしょう。
そう思い検索したら、簡単に見つかりました。
東北新社のサンダーバード・オフィシャルサイト
https://www.tbjapan.com/classic/vehicles/
Tbjapanhp_202201

サンダーバード4号
全長約9mの水陸両用機。
サンダーバード4号は水上・水中での救助活動でその威力を発揮する。
通常、サンダーバード2号の4番コンテナに収納され運搬される。
マジック・ハンド、水中ミサイル、強力ライトなどさざまな救助装置を備えている。

このチラシの紹介文は、このサイトの文章の改悪のようですね。

|

« 見て・聞いてきました!!「サンダーバード55周年シネマコンサート」その3 | トップページ | 見てきました!! 映画「サンダーバード55/GOGO」 »

映画など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 見て・聞いてきました!!「サンダーバード55周年シネマコンサート」その3 | トップページ | 見てきました!! 映画「サンダーバード55/GOGO」 »