「世田谷文学館 ライブラリーほんとわ」でびっくり
世田谷文学館、あと一回だけ。
ここも良いんです。
ライブラリーほんとわ。
世田谷ゆかりの作家の本や、過去の企画展の図録など。
2014年開催の「日本SF展」の図録と言いますか、小冊子です。
これの付録に、復刻版のサンダーバード大図解。
構成と文・大伴昌司/え・水気隆義
少年画報社「少年キング」1967年11月5日号より
裏面の一部です。
ジェットモグラの説明文を転記します。
SOS! 落盤事故発生!
救助信号が国際救助隊にはいる。
と、ジェットモグラ戦車を積んで、サ
ンダーバード2号機が事故現場へ
出動する。2号機から地上におろ
されたジェットモグラ戦車は、救助作
業を開始。ごう音をたてて、ドリ
ルが回転する。ペネロープ号も応
えんにかけつけた。サンダーバードがほこる
2大ひみつ兵器のかつやくだ。
「と、」が良い味出していますねぇ。
ジェットモグラとペネロープ号、戦車でも兵器でもないと思いますけど。
「ひみつ兵器」という言葉自体が、当時の子どもたちの胸に響いたのでしょう。
と言いますか、響きました(^^)
図解自体も面白いです。
「操じゅう席」は、最後部の上の方。
燃料タンク、液体酸素タンク、ジェット・エンジンなど。
液体酸素も積むのなら、ジェットではなくロケットエンジンですけどね。
それはさておき。
ありゃりゃ。
「サンダーバード2号機」と書いてあります。
先日のサンダーバード祭りで、私は偉そうに書いてしまいました。
2022年1月18日(火) これはひどい 映画チラシ「サンダーバード55/GOGO」
「サンダーバード2号機」からコンテナ内を海面に落下させ
これも、違いますねぇ。
そんな呼び方、番組内で聞いた覚えはありません。
ここはただ「サンダーバード2号」でしょう。
そもそも「〇号機」と言うのは、同形状の機械の何番目かを表す表現です。
うーん。
大伴昌司が「サンダーバード2号機」というのなら、そうなのでしょう(^^;
先のチラシの作者は、ここまでチェックして作っていたのでしょうか。
おまけです。
作画の水気隆義さん。
ウィキペディアでは、怪獣「ガイガン」の中で、初代デザインの作者として触れられていました。
ガイガン
ゴジラシリーズのキャラクター
初登場 『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』
作者 水氣隆義(初代デザイン)
デザイン
初代ガイガンのデザイナーは、かつて『週刊少年マガジン』を中心に挿絵画家として活躍していたイラストレーターの水氣隆義である。ただし、2008年末に水氣自身のWebサイトで公表されるまで東宝でもその事実は知られておらず、漫画家の水木しげるの原案、もしくは彼の描いた妖怪おんもらきのイラストがデザインモチーフなどと推測されていた。水氣自身が公表するまで、東宝関係者の間ですら「講談社の水木に依頼した」という旨しか知られておらず、当時に該当するのが水氣と水木しかいなかったことが原因であった。水氣自身も、ガイガンのデザイナーが不明とされていることについては知らず、ガレージキットについてネットサーフィンをしていた際に初めて知った後、マーミットでの商品企画時に東宝と交渉して正式に認定された。
ホームページがありました。
http://art-micbox.whitesnow.jp/date-02/visual.art-micbox/
ブログはこちら。
https://ameblo.jp/mic55/
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