見てきました!!! 映画「ドライブ・マイ・カー」
2021年8月20日公開の映画です。
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞、国際映画批評家連盟賞ほか
第87回ニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞(日本映画として初)
ロサンゼルス映画批評家協会賞と全米映画批評家協会賞で作品賞を受賞
第79回ゴールデングローブ賞で非英語映画賞(日本映画として62年ぶり)
第94回アカデミー賞作品賞にノミネート(日本映画として初)ほか、
監督賞(濱口)・脚色賞(濱口、大江)・国際長編映画賞の4部門にノミネート
というわけで、ロングラン上映中。
一応見ておきましょう。
原作は村上春樹。
ずいぶん前から、ノーベル文学賞の有力候補と言われています。
私は、、、ほんの数作品しか読んだことがありません。
監督は濱口竜介。
私は、、、全く見ていません。
さて映画です。
ざっとあらすじ。
主人公は演劇俳優で舞台演出家。
妻はテレビ番組の脚本家だったが、謎を残して急死。
主人公は広島国際演劇祭に招聘され「ワーニャ伯父さん」の演出を担当。
長期間なので自分のクルマ、サーブ900ターボを持って行くが、
事務局から、トラブル回避のため専属ドライバーを付けられる。
若い女性ドライバーは、無口でなにやら訳あり風。
演劇祭の準備を進めるが、本番直前に主演俳優にトラブル発生。
上演を中止するか、過去に出演経験のある主人公が自分で演じるか。
主人公は心の整理をつけるため、女性ドライバーと共にサーブで広島から北海道に向かう・・・
家族を失った二人が過去を振り返って、未来に向かって歩き出す。
割と良くある話ではありますが。
問題は見せ方なわけで。
主人公が仕切る「ワーニャ伯父さん」の光景。
演劇自体も英語や韓国語更には手話まで出てくる多言語構成。独特な稽古手法などが描かれる。
主演俳優が、どうも主人公の奥さんの浮気相手だったらしい。
主人公が妻がベッドで語った奇妙なストーリーを話すと、主演俳優は「それには先があって」と語る。
女性ドライバーの経歴も明らかにされ、主人公との関係も、少しづつ変化する。
物語が重層的に展開して、見ごたえたっぷり。
3時間を超える長い映画でヘビーなテーマ。
それでも、演劇関係者の家族が描かれたり、劇中劇も見ごたえがあったり。
ちょっとした息抜きシーンもあり、退屈はしません。
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