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2022年5月15日 (日)

行ってきました 昭和館「挿絵画家 椛島勝一と小松崎茂の世界展」

連休谷間の平日、2022年5月6日(金)の続きです。
東京都現代美術館「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」の後は、、、
九段下の「昭和館」に移動です。

昭和館特別企画展
名称:挿絵画家 椛島勝一と小松崎茂の世界-SF・冒険・レトロフューチャー×リメイク
会期:令和4年3月12日(土)~5月8日(日)
会場:昭和館3階 特別企画展会場
入場料:無料
主催:昭和館(厚生労働省委託事業)

新型コロナウィルス感染症の拡大防止にともない、令和2年3月に開催中止となった特別企画展「SF・冒険・レトロフューチャー~ぼくたちの夢とあこがれ~」を再構成した展覧会。
雑誌『少年倶楽部』を中心に活躍した挿絵画家・椛島勝一。
その椛島が描く秀麗な挿絵に憧れて挿絵画家を志し、のちに空想科学(SF)挿絵画家として大成した小松崎茂。
この2人の挿絵画家に焦点をあて、彼等の画業を通じながら戦中・戦後の少年文化とその移り変わりを紹介します。
Shouwa_202205

先の井上泰幸展でも、小松崎茂のスケッチやミニチュアが見られました。
「海底軍艦」や「怪獣総進撃」に出てくる「ムーンライトSY-3号」などなど。
今度は、原画を見てきます。

昭和館は、地下鉄の九段下駅の目の前。
20220506_21

コロナウィルス対策で、13時から14時までは館内清掃のため入場できません。
私以外にも、14時を待つ人が10人くらい。
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おー。
まずは椛島勝一さん。

戦前の「大日本雄弁会講談社」の人気月刊誌「少年倶楽部」の連載小説の挿絵がずらり。

山中峯太郎「敵中横断三百里」「亜細亜の曙」、海野十三の「浮かぶ飛行島」「太平洋魔城」などなど。
保存状態の良い原画が、ずらり。
戦時中の検閲の書き込みもありました。
A4位の絵の中で、わずか5㎝ほどの空母を横から描いたものが消したあったり。
横からだと、形状が分かるからダメなのだそうです。
会場は撮影禁止なので、購入した図録のページ。
20220506_24

小松崎茂さんは、戦前の国防雑誌「機械化」をはじめ雑誌の挿絵や、タミヤのボックスアート。
珍しかったのは、講談社「少年少女世界科学冒険全集」シリーズです。
本の現物と表紙の原画がずらり約30点。
これは懐かしい。
私も小学校の図書室で読みふけったシリーズです。
表紙と裏表紙が、連続した絵になっていたのですね。
当時は全く気が付きませんでした。
20220506_25

アンケートに答えて、A4ペーパーホルダーとはがきと缶バッチ。
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このあと、常設展示もゆっくり。
一日たっぷり、お腹いっぱい。

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