行ってきました 日本科学未来館「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」その2
2022年5月15日(土)の続きです。
日本科学未来館 特別展
「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」
「やわらかアニマロイド」というそうです。
ゲル素材で出来た、忠犬ハチ公やコメイヌやフクロウ。
一見、固い大理石か何かのようですが、触るとぐにゃぐにゃ。
人肌程度に暖かいものもありました。
「トーキング・ボーンズ」。
「緩いロボット」というジャンルがあるのですね。
昔話を聞かせてくれますが、途中で「えーと」。
お豆腐や、ピクサーのような照明スタンドのロボットも並んでいました。
他にも、アイボとかアザラシ型ロボットなどの市販製品もありました。
株式会社テムザック「デンタロイド」。
歯科学生の研修用ロボット。
口の中がリアルに出来ているのは、もちろんのこと。
声の指示に従って、口を開けたり横を向いたり。
痛いと突然首を振ったり咳き込んだりするそうです。
子ども仕様では、暴れたりもするそうです。
ネットで同社のサイトを確認。
大人仕様は2014年に発売し販売実績15台。
子ども仕様は新規開発。
価格は2000万円未満を想定し、年間販売目標は海外で45台、日本で5台。
だそうです。
さぁ。
だんだんディープな内容になります。
人間って、なんだ?
慶応大学大学院メディアデザイン研究科「Arque」。
人の体を拡張する、装着型のしっぽ。
なるほどねぇ。
バランスをとる能力をアシストするわけですか。
スポーツに応用したら、すごいことになるかも。
そのほか、手を4本にするとか。
あの乙武洋匡さんにロボット義足で歩いてもらう「OTOTAKE PROJECT」とか。
「Commuの議論」。
2体の小型ロボットが、さまざまなテーマで議論。
同じような議論を、開発者そっくりだという、おっさんロボットで行う。
うわ。なんだか不気味。
見た目で印象が変わってしまいます。
「人間らしさとは何か」というタイトルが付いていました。
結構知られていると思います。
二松学舎大学「夏目漱石」と、大阪大学「レオナルド・ダ・ヴィンチ」。
このほか、画像展示で撮影不可でしたが、NHKのCG美空ひばり。
AIを活用した手塚治虫の新作とか。
これらの流れの最後がこちら。
「D.E.A.D.(Digital Employment After Death = 死後デジタル労働)」
こんなカンバンがありました。
きみ自身や
大切な人を、
ロボットでよみがえらせたい?
問いかけに対する、YES/NOの意思表明アンケート。
こんなカードが貰えました。
わたしは、わたしの死後、
個人データとAIやCGなどを活用して
「復活」させられることを許可します。
日時:
氏名:
(C)Whatever
うーん。
なるほど。
従来のレコードや映画に対しては、「永遠の命」なんて表現が使われたりするわけですが。
先の漱石や美空ひばりに感じる「倫理的な気持ち悪さ」を「死後労働」と表現しているのですね。
私としては。
ここに展示されたような活用なら、別に構わないだろうと感じます。
YES/NOを問うのであれば。
「ディープフェイク動画問題」など、ネガティブな面も挙げた上でお願いしたいですね。
重箱ですが。
画面では「利用」、カードでは「活用」になっていました。
有名人のコメントのパネルに、樋口真嗣もありました。
未来への想像力そのものが枯渇してきている。
どこかで現実が追いついてきちゃってる。
未来は届かないくらいの距離感であってほしいとなと思う。
動画もありました。
子どもの頃、学校で「未来の絵」を描かされたが、今はない。
つまり未来ということを教えなくなり始めている、これはゆゆしき問題。
と語っていました。
言われてみれば、そうですね。
60代の私が子どものころ、小学校の図工の時間に「未来の絵」を描きましたっけ。
あの頃は、新幹線、万博、月ロケットなど、未来は希望にあふれていましたものね。
公害や東西冷戦とか核ミサイルだって「そのうち何とかなるだろう」。
漠然と、そう感じていましたっけ。
おまけです。
すぐ近くのダイバーシティの「実物大ユニコーンガンダム」。
ダイバーシティ入口。
手をきれいにしよう!
見せてもらおうか、
君が消毒するところを。
足元では、何やら男の子のアイドルグループのイベントのようです。
このくらいに、しておきます。
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