行ってきました「造幣さいたま博物館」雑考
埼玉県さいたま市にある「造幣局さいたま支局」内の施設です。
造幣さいたま博物館
住所:〒330-0835 埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目190番地22
開館時間:午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:毎月第3水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料
アクセス:JRさいたま新都心駅東口より徒歩約12分
展示品について。
創業時の帳簿や出勤簿。
日本初の複式簿記の帳簿だそうです。
明治3年に採用された「お雇い外国人」の指導によるそうです。
ページが開いてあります。
ページが開いてあります。
科目は「貿易銀切屑」。
数字の上に「オンス」とあります。
お金ではなく、銀の屑の「量」の帳簿なのでしょうか。
記入項目は「PARTICULAS. Dr. Cr. Balance.」と並んでいます。
今でも通じる「適用 借方 貸方 残高」ですね。
おや?
貸方は「Credit」略して「Cr.」。
借方が「Debit」その略が「Dr.」ですか?
ネットで確認。
理由は分かりませんが、現在でもそう表現するようです。
Dr. Cr. 借方貸方《ゼロから学ぶ英文国際会計実務セミナー資料解説 RI-Studies》
出勤簿と捺印規則。
規則の現物と、そのままの文章、現代語訳。
第二條
病気ニテ欠勤ノ者は當日午前十一時迄ニ醫師ノ診断
書副ヘ届出スヘシ、若し刻限ヲ過ツモノハ不動ノ印ヲ
捺スヘシ
病欠の時は、当日の11時までに医師の診断書を添えて届け出る。
11を過ぎてしまったら「不動」と捺印すること。
「不動」は「ふつとめ」と読むそうです。
病気がひどくて動けない時は、どうするのでしょう?
油粘土で原型を作り、石膏で型をとる。
石膏型にろうを塗り、更に黒鉛を塗る。
硫酸銅の液に漬け、厚く銅メッキをして「電鋳原版」を作る。
電鋳原版にニッケルメッキをして表面を固くして、縮彫機にセット。
鋼材を彫り込み「種印」を作る。
プレス機で種印の模様を鋼材に転写して「極印」を作る。
1967年発売の「タミヤ 1/12 ホンダF-1」の話を思い出します。
タイヤのトレッドパターンを再現するため、この「電鋳」で金型を作ったそうです。
「縮彫機」の構造など、他にも気になることがありますが。
タイヤのトレッドパターンを再現するため、この「電鋳」で金型を作ったそうです。
「縮彫機」の構造など、他にも気になることがありますが。
とりえず、このへんで。
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