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2022年9月12日 (月)

見てきました「弥生美術館 村上もとか展」その2

こんな展示会を見てきました。

デビュー50周年記念 村上もとか展
「JIN-仁-」、「RON-龍-」、僕は時代と人を描いてきた。
Murakami_202209
会場:弥生美術館 (東京都文京区弥生2-4-3)
会期:2022年6月4日(土)~9月25日(日)
【前期:6月4日~7月31日、後期:8月2日~9月25日】
開館時間:10:00~17:00(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜 ※7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)開館。7月19日、9月20日は休館。
入館料:一般1000円、大高生900円、中小生500円、※竹久夢二美術館と併せての料金

展示内容のご報告です。

まずは「JIN-仁- 」
執筆のきっかけは、
遊女の平均寿命が驚くほど短かったことや、
性病が不治の病であったことを知り、心を動かされた。
のだそうです。
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若い頃の「タイヤもの」
なるほど「サーキットの狼」と同時期なのですね。
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少年サンデーには、F-1レースの「赤いペガサス」
77年46号と78年2号。
同時掲載は「まことちゃん」「ダメおやじ」「がんばれ元気」など。
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その後の人気作が「六三四の剣」
プレイステーション用の、タイピング練習ソフト。
右は、LPレコード。
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1996年の単行本「私説昭和文学」
太宰治、永井荷風、梶井基次郎、坂口安吾。
セレクトは村上もとか本人によるそうです。
へぇー。
初めて知りました。
2008年に再販され、Kindle版も出ています。
後で読んでみましょう。
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二階です。
代表作の名場面がずらり。
「右からご覧ください」は「六三四の剣」「轟 嵐子」
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「赤いペガサス」の名シーン。
事故死したドライバーに、シャンパンを口移しで飲ませる。
僕たちは死神と契約した男だ、なんで死を悲しむ必要があるんだ!!
さぁ、陽気にやろうぜ!! モンティの大好きなバカ騒ぎを!!
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「六三四の剣」
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大陸へのあこがれ「龍-RON-」
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少女マンガの黎明期を描いた「フイチン再見!」
この作品から、デジタル入稿に切り替えたそうです。
村上もとかがアナログで描いた原稿をスキャンし、背景やセリフと組み合わせ。
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最後に「侠医冬馬」
現代医療が新型コロナウィルスを前にして歯が立たない。
アマビエが流行って神頼みをしたり、SNSで流言飛語がとびかったり。
この漫画で描いたことと、まるで同じ。
描くことで現代の人に希望を与えられるなら、描く意味もあるだろう。
とのこと。
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展示期間前半で募集した、来訪者の質問に答えるコーナーがありました。

Q:「侠医冬馬」「JIN-仁- 」は時代が被りますが、今後仁友堂の人物は登場するのでしょうか?
A: スーパードクター南方仁のいない世界、幕末の医療現場で苦闘を続けた人を描くことがテーマです。
おっと残念。私も少し期待していたのですが。

Q: モデルとなった女優などはいらっしゃいますか。
A: 特定の女性をモデルに描いたことはありませんが「龍-RON-」の田鶴てい
十代の頃の高峰秀子さんの目ヂカラにインスパイアされて生み出したキャラクターです。


なるほど。
まとまりませんが。このくらいで。

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