見てきました!!! 午前十時の映画祭12「ドライビング Miss デイジー」
先日の「レインマン」に続いて、再度「午前十時の映画祭12」です。
2022年9月9日 (金) 見てきました!!! 午前十時の映画祭12「レインマン」
2022/08/26(金)~2022/09/08(木) レインマン
2022/09/09(金)~2022/09/22(木) ドライビング Miss デイジー
鑑賞料金 一般:1,500円/シニア:1,200円/学生:1,000円
出演は、ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン、ダン・エイクロイド。
音楽は、ハンス・ジマー。
おっ。偶然でしょうか。
先日見たばかりの「レインマン」、3月に見た「グラディエーター」。
更に、最近の大ヒット「トップガン マーヴェリック」の音楽も、この方なのですね。
概要は公式サイトからコピペします。
1948年、ジョージア州アトランタ。
元教師のユダヤ系老婦人デイジー(ジェシカ・タンディ)は、ある日、買い物に出かける途中、隣家の垣根に車を突っ込んでしまう。
息子のブーリー(ダン・エイクロイド)は、母親のために初老の黒人運転手ホーク(モーガン・フリーマン)を雇う。
初めは意固地にホークを拒絶していたデイジーだったが、彼の真面目な仕事振りと正直な人柄に魅かれ、どこへ行くにもホークの運転する車に乗るようになるー。
白人警察官は、ユダヤ系女性と黒人男性に対し、あからさまに差別的な対応。
また「KKK」の事件や「キング牧師」のエピソードも描かれます。
人種差別が公然と行われていた時代の「反人種差別」の物語と考えても良いでしょうか。
二人の心の交流が描かれますが、二人は最後まで主従関係を崩しません。
ラストシーンに近い頃、運転手ホークは息子のブーリーから今でも給料を貰っていると語ります。
こういった面では「アンクル・トムの小屋」のような見方もできるかも知れません。
二人の年齢が、ちょっと気になりました。
聞き違いでなければ、彼女は「1888年に12歳」と語っていたと思います。
ということは、1876年生まれ。
1948年に運転手ホークと出会う時は72歳。
ラストは1973年。なんと97歳。
老婦人デイジーは認知症になり老人ホームで暮らしています。
25年間の物語。ずいぶん長寿だったのですね。
運転手ホークの年齢は分かりません。
仮に老婦人デイジーより10歳年下とすれば、1886年生まれ。
リンカーン大統領の奴隷解放宣言が1863年1月1日。
彼の誕生は、そのわずか23年後。
ということは、彼の親は奴隷だったかも知れません。
また、彼は読み書きができませんでした。
それを知った老婦人デイジーが、教科書のような本を渡すシーンがありました。
その後ですが。
警察官に要求され、運転免許証を見せるシーンがありました。
え?
読み書きもできないのに、自動車免許が取れるのでしょうか?
帰宅後ネットで確認。
wikijp.org 米国の運転免許証
https://wikijp.org/wiki/Driver%27s_licenses_in_the_United_States
1935年までにそれらを発行したのはわずか39州であり、テストを必要とする州はほとんどありませんでした。
なるほど。
彼が運転免許を取る頃は、まだ免許制度自体の黎明期だったのですね。
自分の名前が書けて実際に運転ができれば、簡単に免許が貰えたのでしょう。
あれこれ書いてしまいましたが。
黒人差別問題とか登場人物の年齢とか。そんなことは置いておいて。
ちょっとユーモラスでしみじみする、二人の穏やかで幸せな友情物語。
そういう見方で充分かと思います。
この頃私は、老人や障害者の映画ばかり見ているようです。
2022年9月20日(火) 見てきました!!! 川越スカラ座で映画「メタモルフォーゼの縁側」
2022年9月9日 (金) 見てきました!!! 午前十時の映画祭12「レインマン」
2022年7月28日(木) 見てきました!!! 映画「PLAN75」
意識して、それらを選んでいるつもりはないのですが。
60代半ばを迎え、やはり、興味がそちらに向いてきているのでしょう。
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