一体何だったのか? NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」その2
もう済んだ話なのですが。
NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」
第106作
2022年4月11日~9月30日
あまりにも粗雑なドラマで、参りました。
何度かこのブログにも書きましたが、とにかく毎回突っ込みどころ満載。
2022年4月28日(木) 始まりましたが・・・NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」
2022年5月10日(火) なんじゃこりゃぁ~NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」
2022年6月1日(水) すごい名言 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」
2022年8月14日(日) 珍しく常識人登場 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」
どこがどうだったと書きだすと、キリがなさそうなので止めておこう、と思いました。
ですが、どうも気が済みません。
反省会やヤフコメをざっと見た範囲で、あまり出てこなかったことを、少しだけ。
暢子の兄の賢秀に関して、映画「男はつらいよ」をネタにしたシーンが多数登場。
賢秀が付けていた、おかしなヘッドバンド。
あれは、昭和の謎商品「エジソンバンド」のイメージですね。
映画などに登場するのは、私の知る限り、これだけです。
第42作 男はつらいよ ぼくの伯父さん
この程度の小ネタは、まぁどうということはありませんが。
賢秀の働く養豚場の「清江」は、家を飛び出しカラオケスナックで「リリー」と名乗る。
寅次郎の最後の恋人は、浅丘ルリ子演じる歌手の「リリー」。本名は「松岡清子」。
まぁこれも、大した話ではありません。
参ってしまうのは「名シーンをネタにしている」ことです。
暢子が店を開く準備中、偶然清江から貰った豚肉に大感激。
さっそく仕入れようという話になるが、店名も場所も分からない。
あぁ、これは。
「第17作 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」
太地喜和子演じる芸者の「ぼたん」が、お金をだまし取られる。
寅次郎は、名前も場所も分からないまま、相手の所に乗り込もうと家を出る。
寅次郎の間抜けな行動に、さくらたちは苦笑。
一方ぼたんは、自分を思っての行動に感激し号泣。
「私は幸せ、もう二百万円なんていらない」と語ります。
はい。
暢子たちが詐欺師に手渡した「賢秀のねずみ講違約金」も、同じ金額でしたね。
もうひとつ。
賢秀の清江へのプロポーズ。
指輪のケースを開けると、空っぽ。
周囲の人は、あきれて見ている。
ああ、これは。
「ALWAYS 三丁目の夕日」
吉岡秀隆演じる売れない作家の「茶川竜之介」。
小雪演じる居酒屋の「石崎ヒロミ」にプロポーズ。
指輪のケースを開けると、空っぽ。
貧しくて指輪が買えず、ケースだけ買ってきた。
ヒロミは「いつか買ってくれる」指輪を着けてもらい。
その手を裸電球にかざし「きれい」とつぶやく。
翌朝、ヒロミは借金返済のため「身売り」して、居酒屋を去る。
どうですか?
ぼたんやヒロミの、名シーンです。
それがねぇ。
今後は、これらの映画を見るたび「ちむどんどん」を思い出してしまうのでしょう。
単に自作だけでなく、ネタにした映画の感動まで邪魔をする。
「ぶち壊し」とは、まさにこういうことでしょう。
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