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2022年10月27日 (木)

タントで榛名山周辺「榛名神社」

さて本日最後の目的地「榛名神社」です。

用命天皇元年(586年)創建。旧社格は「県社」「上野六宮」とのこと。
「上野国十二社」と言うそうで、その六番目なのですね。
参考まで。
十二社の筆頭は、春に行った貫前神社。
2022年4月17日(日) 行ってきました 群馬県富岡市「一之宮貫前神社」
十二社のリストは以下の通りです。
貫前神社・赤城神社・伊香保神社・甲波宿禰神社・大国神社・榛名神社
小祝神社・火雷神社・倭文神社・美和神社・賀茂神社・宇芸神社

先の「高崎市榛名歴史民俗資料館」のすぐ先、クルマでほんの数分。
参道沿いのお店にも駐車場があり、結局すぐそばまで行き着いてしまいました。

鳥居の奥に「随神門」が見えます。
両側に「随神」がいるはずですが、現在は修復中とのことで空っぽでした。
20221020_31

昼なお暗い、石畳の参道。
左側には巨木、右側は深い谷の底に川が流れています。
20221020_32

大変立派な「三重塔」です。
江戸時代末に改築され、明治二年(1869年)に竣工したものだそうです。
20221020_33

「双龍門」「鉾岩」です。
急坂の狭い道に奇岩が続く山奥なのに、建築物の立派なこと。
20221020_34

「榛名講」も盛んだったようで、関連する石碑が沢山ありました。
その中で面白かったもの。
「ハケ・ブラシ塚」
昭和五十一年五月吉日 東京ブラシ講 とあります。
その隣に、、、
「参拝拾五周年記念碑」
平成元年吉日
東京ブラシ講 世話人一同
一番向こうに石造りの四角い箱。
銅板に、こうあります。
「ハケ、ブラシ、筆、感謝焼納所」
東京ブラシ講40周年参拝記念 平成27年10月吉日
何やら沢山の物が詰め込まれています。
時々片付けて「焚き上げ」をしているのでしょうか。
20221020_35

こちらは「講中」ではありませんが。
赤いトマトを模した石がはめ込まれていて、良く目立ちます。
「古谷トマト F1 種子特産之碑」
昭和三十二年二月七月七日
夏の栄養果菜としてのトマトは今やわが國の三代果物の一
つとしてミカンリンゴに次ぐ消費量を占めるに至・・
県北部一帯はトマト一代交配F1種の名産地として・・・
読みにくいので、全文転記は諦めます。
20221020_36
当時は、トマトは果物だったのですね。
昭和九年の東大農学部の学生、古谷春吉
という方の功績を記しているようです。
「古谷春吉」の文献を国立国会図書館サーチで検索
https://iss.ndl.go.jp/
トマトのほか栗、西瓜、蔬菜、狸、綿羊、豚、鶏などについて、沢山の本を書いているようです。
「F1」について確認。
ウィキペディアから抜粋。
「雑種第一代(ざっしゅだいいちだい、英語: F1 hybrid; Filial 1 hybrid)」。
生物において、異なる2つの系統の交配により生まれた第一世代目の子孫を指す。
石碑で「1」が小さく彫られています。そういう書き方をするようです。

「本殿」「拝殿」は修復中でした。
20221020_37

キリがないので、これくらいにします。

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