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2022年11月28日 (月)

見てきました! 映画「すずめの戸締まり」

2016年の「君の名は。」2019年の「天気の子」に続く、新海誠監督の新作です。

2022年11月11日公開。
上映回数の多さがニュースになっていました。
公開三週目に入った2022年11月25日(金)でも、こんな感じ。
私の行きつけの埼玉県のシネコンです。
8スクリーンで9回。
Sine1_202211
IMAX含み11スクリーンで13回。
Sine2_202211

そろそろ、ほとぼりも冷めた頃でしょう。
2022年11月25日(金)の、朝一番の上映を見てきました。
観客は私を含め9人。
これなら落ち着いて見られます。

以下、感想をランダムに。

タイトル「すずめ」「戸締り」について。
一応ネット辞書で確認。
「戸締り」「家の戸・窓を閉め、錠などをかけること」
これはまぁ、その通りではありますが、、、
一般的には「火元と戸締り点検」といった「予防的な行為」というニュアンスがあると思います。
この映画では、今まさに暴れている災いを「力ずくで抑え込み」、鍵をかけ封印しています。
こういう状況には「戸締り」という言葉は合わないように思います。
ついでに書いてしまいます。
主人公の「すずめ」という名前です。
タイトルにするほどの深い意味があるのかは、分かりませんでした。
主人公の名前は「鈴芽」ですが、私が連想するのは「雀」です。
鳥の描写は、災いの広がる中で野鳥が舞い飛ぶシーンがあった程度でした。
何か私の気付かない、何か深い意味があるのでしょうか。

謎の猫の名前「ダイジン」について。
この名前も、どんな意味があるか分かりませんでした。
猫を見かけた人がSNSにアップして、いつの間にかそう呼ばれていたようです。
まぁこれは、何か大きな力がそうさせた、と解釈すれば良いでしょう。
漢字では、大神?大臣?
ウィキペディアでは(大尽)とありました。
終盤には「ウダイジン」という巨大な黒猫?も現れます。
ひな祭りでお馴染み「右大臣」?
白黒で一対とすれば、先の「ダイジン」は、実は「サダイジン」なのでしょうか?

ストーリー自体について。
そのダイジンを追いながら、草太の素性が分かってきます。
鈴芽は、東日本大震災で二人だけで暮らしていた母を失っています。
つらい思いをした彼女です。「鍵師」の仕事内容を知った時点で、、、
あの震災の時は、なぜ戸締りができなかったの!?
そんな風に草太を問い詰めるシーンがあっても良かったかな、と思います。

もうひとつ。
母を失った鈴芽は、母の妹のに育てられます。
彼女は幼い姪の鈴芽を引き取り、独身のまま年を重ねて、今は40代。
ストーリー後半で、彼女が「私の人生を返して!」と叫ぶ、きついシーンがあります。
良く分かりませんが「ウダイジン」が彼女にとりついて言わせたようでした。
うーん。
ここまで言わせるならば。
このセリフは、ストーリー初めに持ってくれば効果的だったのでは、と思いました。
そうすれば、環が鈴芽の家出を心配する心情に、深みが増したでしょう。
二人が互いに傷つき悩みラストで和解する。そんな演出があっても良かったかと思います。

長くなりました。
私としましては、正直なところ、先の二作品と比べますと。
君の名は。>>>戸締まり>天気の子
といった感じでしょうか。

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