見てきました! 映画「すずめの戸締まり」
2016年の「君の名は。」2019年の「天気の子」に続く、新海誠監督の新作です。
2022年11月11日公開。
上映回数の多さがニュースになっていました。
公開三週目に入った2022年11月25日(金)でも、こんな感じ。
私の行きつけの埼玉県のシネコンです。
8スクリーンで9回。
IMAX含み11スクリーンで13回。
そろそろ、ほとぼりも冷めた頃でしょう。
2022年11月25日(金)の、朝一番の上映を見てきました。
観客は私を含め9人。
これなら落ち着いて見られます。
以下、感想をランダムに。
タイトル「すずめ」「戸締り」について。
一応ネット辞書で確認。
「戸締り」は「家の戸・窓を閉め、錠などをかけること」。
これはまぁ、その通りではありますが、、、
一般的には「火元と戸締り点検」といった「予防的な行為」というニュアンスがあると思います。
この映画では、今まさに暴れている災いを「力ずくで抑え込み」、鍵をかけ封印しています。
こういう状況には「戸締り」という言葉は合わないように思います。
ついでに書いてしまいます。
主人公の「すずめ」という名前です。
タイトルにするほどの深い意味があるのかは、分かりませんでした。
主人公の名前は「鈴芽」ですが、私が連想するのは「雀」です。
鳥の描写は、災いの広がる中で野鳥が舞い飛ぶシーンがあった程度でした。
何か私の気付かない、何か深い意味があるのでしょうか。
謎の猫の名前「ダイジン」について。
この名前も、どんな意味があるか分かりませんでした。
猫を見かけた人がSNSにアップして、いつの間にかそう呼ばれていたようです。
まぁこれは、何か大きな力がそうさせた、と解釈すれば良いでしょう。
漢字では、大神?大臣?
ウィキペディアでは(大尽)とありました。
終盤には「ウダイジン」という巨大な黒猫?も現れます。
ひな祭りでお馴染み「右大臣」?
白黒で一対とすれば、先の「ダイジン」は、実は「サダイジン」なのでしょうか?
ストーリー自体について。
そのダイジンを追いながら、草太の素性が分かってきます。
鈴芽は、東日本大震災で二人だけで暮らしていた母を失っています。
つらい思いをした彼女です。「鍵師」の仕事内容を知った時点で、、、
あの震災の時は、なぜ戸締りができなかったの!?
そんな風に草太を問い詰めるシーンがあっても良かったかな、と思います。
もうひとつ。
母を失った鈴芽は、母の妹の環に育てられます。
彼女は幼い姪の鈴芽を引き取り、独身のまま年を重ねて、今は40代。
ストーリー後半で、彼女が「私の人生を返して!」と叫ぶ、きついシーンがあります。
良く分かりませんが「ウダイジン」が彼女にとりついて言わせたようでした。
うーん。
ここまで言わせるならば。
このセリフは、ストーリー初めに持ってくれば効果的だったのでは、と思いました。
そうすれば、環が鈴芽の家出を心配する心情に、深みが増したでしょう。
二人が互いに傷つき悩みラストで和解する。そんな演出があっても良かったかと思います。
長くなりました。
私としましては、正直なところ、先の二作品と比べますと。
君の名は。>>>戸締まり>天気の子
といった感じでしょうか。
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