« 復刻版(^^)「ロッテ コーヒーガム」 | トップページ | 面白かった!!! NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 »

2022年12月29日 (木)

見てきました!!! 映画「かがみの孤城」

ウチの家族共用本棚にあった小説「かがみの孤城」
著者は辻村深月。
2017年5月15日第1刷、2018年4月7日第10刷のハードカバー。
主人公は、いじめで不登校になった女子中学生。
彼女は部屋の鏡を通して、不思議なお城に招かれる。
そこには同世代の少年少女が6人。
お城に来られるのは、5月から来年の3月まで。
それまでに隠された鍵を見つければ、願いが叶う、、、
そんなストーリーのファンタジー小説です。
良い年のおっさんが読むようなお話ではないのですが。
意外にも引き込まれてしまい、全554ページの長編をさくっと読み切りました。
ウィキペディアによりますと。
2018年には本屋大賞を受賞。
2021年3月時点で累計発行部数は100万部突破。
20221229_01

あれから4年が経ち、今年の12月23日(金)に、アニメ映画が公開されました。
監督は原恵一。
私も好きな、クレヨンしんちゃん映画の名作を監督した方です。
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」
これは間違いないでしょう。

良い年のおっさんが見るような映画ではないでしょうが。
今日、さっそく見てきました。
スラムダンクアバターに流れてしまうかと思いましたが。
100席ちょっとの劇場で約40人。
やはり若い人が多いですが、私のような中高年も数人来ています。
Kagamino_202212

いやー良かったです。
いじめに遭い不登校になった主人公の、リアルな日常生活の描写。
ひどいいじめ、まったくあてにならない担任教師。
一方、鏡を通して招かれるお城での、不思議なファンタジー。
仲間の6人も、それぞれつらい事情を抱えています。
不思議なお城は、原作を読んだ私の想像をはるかに超え、それでいて違和感はなし。
次第に明らかになる7人の謎も、原作の会話ではなく映像でうまく見せてくれました。

城での友人の他にも、転校してきた同級生も良かったです。
いじめに悩む主人公が不登校になったあと、今度はその子がターゲット。
それでも、しっかりと自分の立ち位置を持っている彼女の言葉に、主人公は心を動かされます。
もしかしたら、お城の仲間と会えなくても、彼女の言葉だけで主人公は立ち直れていたかも知れません。

全体として、小説と違和感のない仕上がりで、大満足です。
60代半ばの私には中学生生活は遠い昔ですが、若い人なら、より深く共感できるでしょう。

同じ町に住み同じ中学に通い、不思議な城で仲間になった7人。
最後に現実世界に戻れば、お城での出来事はすべて忘れて離ればなれ。
エンドロールで、その後の彼らが描かれるかと思ったら、ごくわずかで残念でした。

「主人公の仲間たちは、どうしたかな」なんて思うわけですが。
ここで、入場時に貰った入場特典の封筒です。
お願い
その1.必ず<鑑賞後>に開封すること
その2.中身をSNSに投稿しないこと
20221229_02
映画の後に開封して、なるほど。
中身はポストカードが2枚。
7人のその後の様子が描かれています。
これは良いですね。
家に飾って、7人の「その後」を楽しみましょう。

|

« 復刻版(^^)「ロッテ コーヒーガム」 | トップページ | 面白かった!!! NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 »

映画など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 復刻版(^^)「ロッテ コーヒーガム」 | トップページ | 面白かった!!! NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 »