見てきました! 映画「非常宣言」
1月6日(金)全国ロードショーの韓国映画「非常宣言」です。
韓国からハワイ行きの旅客機で、客室内にウィルスをまき散らすバイオテロ発生。
主な登場人物は、こんな感じです。
・自分も死んでしまう、狂気の実行犯(イム・シワン)
・幼い娘と共に乗り合わせた、訳ありの元パイロット(イ・ビョンホン)
・妻がその旅客機に乗り合わせている、ベテラン刑事(ソン・ガンホ)
・対策本部の指揮を執る、美人女性の国土交通省大臣(チョン・ドヨン)
それぞれの状況が同時進行で描かれて、なかなかの緊迫感です。
メインの旅客機は、どんどんヤバい状況に陥ります。
圧巻なのは、操縦士が倒れてあわや墜落というシーン。
きりもみ急降下の機内で、乗客が天井に叩きつけられます。
旅客機の胴体のセットを作って、ぐるりと回転させて撮影したのでしょうか?
それくらい迫力のあるシーンでした。
サービスショットもありました(^^;
ウィルスに感染すると、まずは湿疹、その後吐血して死に至ります。
やがて客室乗務員も感染。
タイトスカートの彼女は、仰向けに倒れて全身のけいれん。
その後、口から白い泡をふいてガクガク。
さて、衝撃のラストは、、、言うまでもありませんね。
面白かったのですが、気になった点もいくつか。
犯人が勤務していた製薬会社へ向かった刑事は「令状を持ってこい」と警備員に阻まれます。
うーん。
悔しい気持ちはしっかり伝わりますが、法治国家ですからね。
例えば「部下が書類を抱えて裁判所に令状請求に走る」といったシーンがあれば、リアリティが高まるでしょう。
或いは「任意捜査に協力して頂けないと、貴社は全世界を敵に回すことになりますよ」なんて一発カマすとか。
緊急着陸を要請するのは、サンフランシスコ。
あれ?
ハワイは太平洋の真ん中、サンフランシスコはその先ですよね。
大臣は「アメリカと連携して」というようなことを言っていました。
でも、ハワイだってアメリカです。
より医療体制の充実した空港を目指す、という意味だったのでしょうか?
この後、なんとアメリカは、着陸を拒否します。
やむを得ず引き返し、日本の成田に緊急着陸を要請。
ところが、日本も着陸を拒否します。
一応「申し訳ないが」といった声明が描かれますが、、、
あろうことか、自衛隊の戦闘機が出動。
うーん。
私は嫌中嫌韓といった浅薄偏狭なナショナリズムを振りかざす気は全くありません。
また、フィクションはフィクションとして楽しむ「お約束」も分かっているつもりです。
それでもねぇ。
胸に日の丸を付けたパイロットが、旅客機に向かって、領空侵犯として威嚇射撃とはねぇ。
それまで、それなりに映画に入り込んで見ていたのですが、、、
仕方なく旅客機は韓国に引き返しますが、なんと仁川でも着陸拒否。
理由は、着陸反対のデモが行われているからだと。
おいおい。
デモで群衆が集まると、簡単にその要求に従うのですか?
例えば「着陸反対デモの群衆が滑走路に侵入」であれば、納得ですが。
気になった点を、延々とネタバレしてしまいました。
ごちゃごちゃ文句を言わないで。
次々押し寄せる危機を、ハラハラしながら楽しめば、それで良いのでしょうが。
まだ書きたいことがあるのですが、項を分けます。
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