行ってきました 埼玉県さいたま市岩槻区「岩槻人形博物館」
2023年10月22日(土)です。
埼玉県さいたま市岩槻区の「岩槻人形博物館」に行ってきました。
https://ningyo-muse.jp/
日本初という、人形をテーマとする公共博物館です。
開館は2020年2月22日。
東武野田線の岩槻駅からすぐ、岩槻区役所の跡地に作られました。
まだまだ新しく、ぴかぴかです。
ロビーに入ると、いきなりガーガーと場違いな機械の駆動音。
見ると、お雛さまが乗った車の下で、ベルトコンベアが動いています。
センサーで自動起動するようです。
へーえ。
「さいたま国際芸術祭2023」というのが開催中のようで、その展示品のようです。
男雛女雛、三人官女、五人囃子の三台が、銀色のビラビラを貼ったコンベア上でドライブ。
さて入場です。
特別展開催中。
・「岡本玉水 人形芸術にかけた生涯」
・2023年10月7日(土)~2023年12月3日(日)
・一般400円、高校生・大学生・65歳以上200円、小中学生150円
通常料金より、大人で100円プラスとなっています。
まずは人形の制作工程の展示です。
お雛さまの頭の工程なのですが。
眼の作り方にびっくり。
ガラスで作った目玉を先に埋め込み、後から目を切り出すのですって。
繊細な細工だとは思っていましたが、ここまで凝った作りだったのですね。
様々な人形の展示がありまして。
特別展「岡本玉水 人形芸術にかけた生涯」。
こちらの作品名は「春鶯囀(しゅんのうでん)」となっていました。
かな漢字変換は「はる、うぐいす、さえずる」。
とは言うものの。
上半身が人で下半身が鳥「迦陵頻伽(かりょうびんが)」のようです。
良くお寺の彫刻や絵画で楽器を奏でている、あれですね。
作品名は「矢の根」とあります。
私の好きな日本三大仇討ちのひとつ「曾我兄弟」。
弟の「曾我五郎時致」が、大きな砥石で矢の根を磨いているところ。
「春鶯囀」と共に、五月人形のようなデフォルメがかわいい。
人形の制作工程の展示は、大変面白かったです。
あまり規模は大きくないですが、キレイで落ち着いた雰囲気で、良かったです。
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