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2023年12月13日 (水)

見てきました!!! 映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」雑考

 映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
いやー良かったです。
先日の「ゴジラ-1.0」も良かったですが。
今年劇場で見た映画では、これが一番良かったかも知れません。

思ったことをランダムに。

「目玉おやじ」について。
この時に、ちょっと触れていますので、再度掲載。
・2014年9月11日(木) もう一度 見てきました 映画「思い出のマーニー」
次に思い出したのは「目玉おやじ」です。
どなたもご存知の「ゲゲゲの鬼太郎」の父親です。
幽霊族の生き残りの鬼太郎の両親は、二人とも鬼太郎が生まれる前に病死します。
鬼太郎はなんと、自分で墓石の下から地上に出てきます。
そして父親は、息子の身を案じて、目玉だけの姿で甦るのです。
ユーモラスな外観とは裏腹の、息子を案じる思いの強さ。
これが目玉おやじの本質なんですね。

「幽霊族最後の生き残り」の男について。
後の鬼太郎の父ですが、製薬会社社員「水木」が名前を聞いても答えません。
そこで水木は、勝手に「ゲゲ郎」と呼びます。
これは良いですねぇ。
これまで鬼太郎の両親の名前は、一度も出ていないと思います。
それをこの映画で「公式設定」するような愚かなことをしなかったのは、好感が持てます。
ついでに書いておきます。
言うまでもなく、「ゲゲ郎」は後の「目玉おやじ」
当然、姿も声も全く違いますが、話し方や言い回しが似ているんですよね。
このあたりも、うまいなーと思いました。

映画初めの方で出てくる「バベルの塔」について。
「ゲゲ郎」が、幽霊族のこれまでについて語るシーン。
幽霊族はかつて地上で栄えていたが、人間の迫害を受けて衰退した・・・
ここで、有名なブリューゲル「バベルの塔」そっくりの絵柄が登場します。
画像はウィキペディアから拝借。
あぁー、そうそう。
原作「墓場の鬼太郎」の同じシーンでも、見開きで描かれていましたっけ。
Wiki_babel_202312

舞台は昭和31年。
この時点で鬼太郎の母は妊娠中。
あまりお腹は目立っていません。
ということは、鬼太郎が生まれるのは、昭和31年か32年。
現在は66歳か67歳くらいですか・・・
懐かしいテーマソング。
「おばけは死なない 病気もなんにもない」
少年に成長して、その後は時間が止まっているのでしょう。

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