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2024年2月12日 (月)

見てきました! 昭和映画(3)「吹けば飛ぶよな男だが」

2023年2月7日(土)の午前です。
こんな映画上映イベントを見てきました。
2023年2月6日(金) 行ってきました!!! イベント上映「よみがえる昭和 日本映画名作劇場」
Nihoneiga_202402_1

3本目は「吹けば飛ぶよな男だが」です。
制作年:1968年
監督:山田洋次
制作:松竹
出演:なべおさみ、緑魔子、佐藤蛾次郎、ミヤコ蝶々、有島一郎 他
カラーのシネマスコープ。35mmフィルムで上映です。
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大阪のチンピラのなべおさみ、仲間は佐藤蛾次郎
「頭の弱い家出娘」緑魔子をだまして、仲間と「ブルーフィルム」を撮影。
必死に拒み「強姦シーン」になるのを見かねて、緑魔子を連れ仲間から逃げ出す。
仕事を探すという彼女をだまして、ミヤコ蝶々の経営する「トルコ風呂」に売り飛ばす
「シノギ」として、佐藤蛾次郎に女装させ客を脅迫する「美人局」をたくらむ。
仲間に見つかったなべおさみ、落とし前として「指つめ」
指を切り落とした後の「闇医者」の乱暴な処置や、その後の痛みもリアルに描写。

いやもう、猥雑で下品で乱暴で騒々しい映画でした。
上記のような、いかにも昭和な反社会的描写の連続です。
これらには、昨日の「喜劇 急行列車」のように「懐かしい」という言葉を添える気にはなりません。
これが、当時の山田洋二監督作品なのですねぇ。


ラストで、ミヤコ蝶々なべおさみの母親であることを匂わせるシーンが出てきます。
なるほど。
後の「男はつらいよ」では、ミヤコ蝶々寅次郎の母親役で登場します。
元芸者で大阪の「連れ込みホテル」の経営者。寅次郎は「非嫡出子」。
この設定の原型が、この映画だったのですね。
アニキについて回る佐藤蛾次郎「源ちゃん」そのもの。


というわけで。
渥美清は、1967年~1968年の「喜劇 急行列車シリーズ」3作に出演後、東映から松竹に移ります。
そして1969年の山田洋二監督×渥美清主演「男はつらいよ」に繋がるのですね。

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