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2024年2月15日 (木)

行ってきました 川越市蓮馨寺の「辻講釈」

2024年2月8日(木)です。

埼玉県川越市の蓮馨寺では、毎月8日に呑龍上人の縁日が開かれます。
屋台やフリーマーケットなどと共に、午後には講談師による「辻講釈」
以前から気になっていましたが、初めて行ってみました。
辻講釈を楽しむ会 川越
日時:2024年2月8日13:00
場所:蓮馨寺 境内 埼玉県川越市連雀町7−1
開演:13時
料金:聴講無料投銭大歓迎
出演:梅湯/琴梅「一休禅師・悟りの心」
問合せ:03-3806-1648 辻講釈を楽しむ会事務局 宝井

人気の観光地の川越です。
こちら蓮馨寺の周辺にも観光客が大勢。
駐車場は境内の右側にありますので、参道にゆっくりと進入。
幸いにも、駐車場は空きがありました。

参道には屋台が並んでいます。
両脇には古着などのフリーマーケット。
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受付の脇には大きなカンバン。
毎月八日呑龍デー
 十一時 大道芸能
 十三時 宝井師匠講談
・さわる仏「おびんずる様」
20240208_02


まずは本堂に手を合わせましょう。
ぴかぴかの「おびんずる様」
「針供養」の受付もありました。
20240208_03

境内に「辻講釈」の垂れ幕とともに、小さな演台とワイヤレススピーカー。
客席は、パイプ椅子が10数脚。
30分前頃から、ぽつぽつと席が埋まり始め、そのうち立ち見の人も。
さて午後1時になりました。
まずはお弟子の宝井梅湯さん登場。
今年の春に真打になるそうで、真打興行のビラが配られました。
演目は「天保六花撰」の「三千歳愛想尽かし」をきちんと演じていました。
花魁の「三千歳」は、馴染みの御家人くずれ「片岡直次郎」に金を無心され愛想を尽かす・・・
20240208_04

続いて、師匠の宝井琴梅さん登場。
こちらは世間話のように話に入っていきます。
先日、地方の小学校の「講談勉強会」に行ったとのこと。
そこで「鮫講釈」を演じたそうです。
おや珍しい。落語では有名な演目ですが、講談でも語られるのですか。
船旅の途中で船がサメに囲まれ動けなくなり、誰かが犠牲にならなくてはならない。
選ばれた講談師がでたらめの講談を語り、船べりを叩くとサメが逃げてしまう・・・
ここで「地」に戻ります。
小学生相手に、落ちの「かまぼこをたたく音と勘違いした」が通じなかったと。
なるほど、そうでしょうねぇ。
一応書いておきます。
昔は「かまぼこはサメの肉を包丁で叩いて作った」ので、サメがその音だと思ったという、落ち。
さらに、芥川龍之介「蜘蛛の糸」の話になります。
この通り、蜘蛛の糸を上るカンダタを熱演。
20240208_05

2時を過ぎて「今日は一休禅師の話だった」と笑いを取っていました。
観客はこんな感じです。
私も含め、結構な年の人ばかり。
「投げ銭箱」もありました。
私も少し入れてきましたが、お札も結構入っていました。
20240208_06

仕切りも何もない、境内での開催です。
周囲の屋台や駐車場の音も、そのまま聞こえます。
すぐそばのお団子屋さんの匂いも漂ってきます。
私も食べたくなってしまいました。
焼き団子一本100円とリーズナブル(^^)
20240208_07

これはどうも、なかなか良い雰囲気です。
都合が合えば、また来てみましょう。

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